国営越後丘陵公園
国営越後丘陵公園 Echigo Hillside National Government Park | |
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分類 | 国営公園 |
所在地 | |
面積 | 約400ha |
開園 | 1998年7月30日 |
運営者 | H28-31 国営越後丘陵公園運営維持管理業務公園財団・グリーン産業・JR東日本コンサルタンツ共同体[1] |
年来園者数 | 550,179人(2015年度)[2] |
現況 | 開園面積298.4ha |
設備・遊具 | 木製遊具・水遊具など |
駐車場 | 合計1751台 |
バリアフリー | 車椅子貸し出し・スロープ・エレベーター |
アクセス |
バスで「越後丘陵公園」 または「陽光台4丁目」下車 |
事務所 | 国営越後丘陵公園事務所 |
事務所所在地 | 新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950番1 |
備考 | 現在整備中 |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
国営越後丘陵公園(こくえいえちごきゅうりょうこうえん)は、新潟県長岡市にある国営公園。
概要
[編集]北陸・新潟地方では唯一の国営公園である。国土交通省北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所が整備、越後公園管理センターが管理を行う。
国営事業の長岡ニュータウンの開発で大規模に開かれた山であったが、交通が不便であったことやバブル崩壊などによりニュータウンが売れず、大部分が残った。そのため救済策としてニュータウンにするための土地の一部を国が都市公園として開発した。
1989年より事業着手、1998年7月30日に29haを開園[3]したのを皮切りに、以降順次面積を拡大しており、2019年5月現在は338.4ha[4]しか開園していないが、それでも莫大な面積を持つ。完成時には400haと本州日本海側最大規模となる予定である。
園内は遊具や花場がある「健康ゾーン」と、自然豊かな「里山フィールドミュージアム」の二つの大きなエリアに分かれている。
「健康ゾーン」は1998年に開園、2003年に全エリアの120haがオープンしている。大きな芝生スペース「緑の千畳敷」や、遊具エリアやふわふわドーム、芝ソリゲレンデ、水遊び広場などの遊具、「花と緑の館」「暖の館」などの休憩施設、斜行エレベーターのある展望台、バーベキューができる「野外炊飯広場」、音楽噴水があがる「越の池」などがある。また、チューリップやコスモス、アジサイ、雪割草、クリスマスローズなどの四季折々の花も楽しめ、中でも公園を代表する花場である「ながおか香りのばら園」(2023年に「香りのばら園」から改名)は、香りをテーマに作られた世界でも珍しいバラ園で、800品種2400株のばらが植栽されている(2023年現在)。初夏(5月末~6月)と秋(10月)には毎年「香りのばらまつり」が開催されている。
2019年までは毎年夏季と冬季の2回にわたり、「サマーナイトプレゼンツ」と「ウィンターイルミネーション」と呼ばれるイルミネーションイベントが開催されていた。(2020年以降はイルミネーションの実施なし)
もうひとつのエリアの「里山フィールドミュージアム」は2007年に開園。2023年現在、220haがオープンしている。里山の文化や自然を体験できるこのエリアには、拠点施設である「里山交流館えちごにあん」をはじめ、「古民家」や「越の里山館」、調理体験できる「体験工房かたくり」、田んぼや畑などがあり、定期的に里山体験イベントが開催されている。夏には「カブトムシハウス」も登場する。また、2018年に「あそびの里」40haが開園した。「草原の家」や、新潟県初となる公認パークゴルフコースなどがある。
土日祝日にはふたつのエリアをつなぐ園内バスが運行している。
冬季(12~3月)は公園の入園料・駐車料が無料になる。なお、冬季は里山フィールドミュージアムは閉鎖となる。健康ゾーンも一部施設が休止する。
降雪期の1~2月には長さ150mのソリゲレンデや、クロスカントリースキー、スノーシューのコースが整備され、用具の貸し出しも行われる。
沿革
[編集]計画当時、国営公園は各地方建設局管内に1つずつ建設されることになっていたが、北陸地方建設局(当時)管内での建設地選定にあたっては、新潟県のほか石川県が誘致に名乗りを上げていた[5][6]。
- 1991年(平成3年)10月18日 - 起工式[3][7]。
- 1998年(平成10年)7月30日 - 健康ゾーンの一部開園[3][8]
- 2001年(平成13年)5月1日 - 花と緑の館管理棟及び自然探勝路橋開園[3]
- 2007年(平成19年)9月22日 - 里山フィールドミュージアムの一部開園[3]
- 2009年(平成21年)3月23日 - 総合センター開所[3]
- 2014年(平成26年)8月14日 - 開園からの累計入園者数が600 万人を達成[9]
- 2014年(平成26年)11月1日 - 越の里山館が竣工[10]
施設
[編集]- 健康ゾーン[11]。
- 緑の千畳敷
- 花と緑の館
- 売店
- レストラン・グリーンフィールド
- 暖の館
- KIDSステーション(暖の館2F 屋内遊具施設)
- 遊具エリア(26種類の遊具)
- ふわふわドーム
- 芝ソリゲレンデ
- 越の池
- 音楽噴水
- 水遊び広場(夏季のみ)
- 越の池レストハウス
- 花の丘
- ながおか香りのばら園(2023年「香りのばら園」から改名)
- ローズカフェ
- 毎年「国際香りのばら新品種コンクール」を開催している。
- フォリーの丘
- フォリーの丘の場所にはかつて片刈城(想定築城年:1394年〜1428年頃)があった[12]。
- 天・地・人のフォリー
- 野外炊飯広場
- 展望台
- ディスクゴルフコース
- グラウンドゴルフコース
- 里山フィールドミュージアム[11]
- 里山交流館えちごにあん
- 古民家
- 越の里山館
- 里山体験工房かたくり
- いやしの森
- 花の森
- あそびの里
- パークゴルフコース
- 草原の家
- 森林遊具
など
イベント
[編集]春
[編集]夏
[編集]- あじさいまつり
- サマーナイトプレゼンツ[11](1999年~2019年)
秋
[編集]- コスモスまつり[11]
- 香りのばらまつり・秋
- ハッピーハロウィン
冬
[編集]- ウインターイルミネーション[11](2008年~2019年)
- えちごスノーワールド(2020年「ホワイトシーズン」より名称変更)
- クリスマスローズフェスタ(2007年~)
- 雪割草まつり
事務所所在地
[編集]- 新潟県長岡市宮本東方町三ツ又1950-1
- 越後公園管理センター
アクセス
[編集]- 自動車
- 関越自動車道長岡ICから約10分
- 公共交通機関
「越後丘陵公園」(12月1日~翌年3月31日は「陽光台4丁目」)下車
周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ “「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」に基づく「H28-31 国営越後丘陵公園運営維持管理業務民間競争入札」に係る落札者の決定について”. 北陸地方整備局. 2016年4月9日閲覧。
- ^ 平成27年度 年間入園者数「過去最高」!! 北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所 平成28年4月15日
- ^ a b c d e f “事業概要 あゆみ”. 国土交通省北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所. 2015年7月13日閲覧。
- ^ 事業概要:国営公園について - 北陸地方整備局 国営越後丘陵公園事務所.2019年5月14日閲覧。
- ^ ながおか市政だより No.396 1987年8月 p.4 国営公園の候補地に長岡市。 - 長岡市
- ^ ながおか市政だより No.397 1987年9月 pp.2-3 国営公園 事業化に向けて63年度ニュータウンを調査 - 長岡市
- ^ ながおか市政だより No.447 1991年11月 pp.4-5 建設工事がスタート! 国営越後丘陵公園 - 長岡市
- ^ ながおか市政だより No.527 1998年7月 pp.1-3 国営越後丘陵公園 健康ゾーン7/30オープン! - 長岡市
- ^ 『国営越後丘陵公園 開園からの累計入園者数600万人達成』(プレスリリース)国営越後丘陵公園 越後公園管理センター、2014年8月14日 。
- ^ 「越の里山館」の開館記念式典を開催します 北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所 平成26年12月27日
- ^ a b c d e f “国営越後丘陵公園 ガイドマップ”. 国土交通省北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所. 2017年7月11日閲覧。
- ^ エリアガイド:片刈城址 - 国営越後丘陵公園
- ^ 里山の斜面に広がる薄紫色 長岡 かたくり百万株まつり[リンク切れ] 新潟日報モア 2015年4月20日
- ^ “第8回国営越後丘陵公園リレーマラソン結果報告”. 国土交通省北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所. 2015年5月27日閲覧。
- ^ 路線バス:長岡地区時刻表 - 越後交通.2019年5月14日閲覧。