国立病院機構北陸病院
独立行政法人国立病院機構 北陸病院 | |
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情報 | |
英語名称 | NHO Hokuriku National Hospital |
前身 | 傷痍軍人療養所北陸荘 |
標榜診療科 |
精神科 神経科 神経内科 内科 |
許可病床数 |
254床 一般病床:80床 精神病床:174床 |
開設者 | 独立行政法人国立病院機構 |
管理者 | 坂本 宏(院長) |
開設年月日 | 2004年(平成16年)4月 |
所在地 |
〒939-1893 |
位置 | 北緯36度32分12.3秒 東経136度54分18.1秒 / 北緯36.536750度 東経136.905028度座標: 北緯36度32分12.3秒 東経136度54分18.1秒 / 北緯36.536750度 東経136.905028度 |
二次医療圏 | 砺波 |
PJ 医療機関 |
独立行政法人国立病院機構北陸病院(どくりつぎょうせいほうじんこくりつびょういんきこうほくりくびょういん)は富山県南砺市の医療機関。
国立病院機構北陸地区の精神・神経領域の基幹施設として、政策医療分野における精神疾患、神経難病、重症心身障害に対する専門医療、および精神科救急医療や認知症対応などの地域医療を提供する精神科・神経科の専門病院である[1]。
概要
[編集]1944年(昭和19年)に傷痍軍人療養所北陸荘として設立、翌年、厚生省に移管後され国立療養所北陸荘となる。1968年(昭和43年)の結核療養所から精神療養所への転換以降、精神・神経領域を中心とした病院となる。現在は、富山県西部の精神科救急輪番病院、および県全体の精神科基幹病院の指定を受け、医療観察法に基づく指定入院医療機関として専門的な精神科医療を行っており、精神科社会復帰施設が整備されている。また、神経難病、重症心身障害、睡眠障害に対する専門治療も行っているほか、富山県の認知症疾患医療センターとしての指定を受け、デイケアを整備して認知症の治療にもあたっている。
臨床研究部では国立精神・神経医療研究センターと連携した研究活動を行っており、金沢大学医学部、富山大学医学部と連携した精神保健指定医および看護師の教育育成が行われている。
永らく1960年代から70年代に建造された病棟で医療活動を行っていたが、2004年(平成16年)に運営主体がそれまでの国立療養所から国立病院機構へと独立行政法人化された事をきっかけに全国の国立病院・療養所で病棟の建替が進み、北陸病院も2015年(平成27年)までに病棟等の建替を終えている。
なお、病院北側には公立南砺中央病院と富山県立となみ総合支援学校が隣接する。
沿革
[編集]- 1942年(昭和17年) - 着工[2]。
- 1944年(昭和19年)10月 - 一部竣工、傷痍軍人の結核性疾患の療養所である[2]、傷痍軍人療養所北陸荘として設立。
- 1945年(昭和20年)
- 1946年(昭和21年)12月 - 国民一般の療養所となる[2]。
- 1960年(昭和35年) - 北陸荘内に養護学級(南山田小学校〔 4月 1日南砺市立城端小学校の前身校の一つ〕、城端中学校の分校)開設(1965年〔昭和40年〕3月閉鎖)[4]
- 1963年(昭和38年) 1月 - 豪雪により治療棟が倒壊したため、各棟の新築工事がなされた[4]。
- 1968年(昭和43年) 4月 - 結核療養所から精神療養所に転換。
- 1975年(昭和50年) 9月 - ひまわり(重症心身障害)病棟、わかくさ(小児異常行動)病棟を設置。
- 1977年(昭和52年) 4月 - 国立療養所北陸病院と改称[4]。
- 1980年(昭和55年) 7月 - 難病(神経・筋疾患)病棟を設置。
- 1983年(昭和58年)10月 - 付属准看護学校新校舎竣工記念式[5]。1997年〔平成 9年〕3月に国立金沢病院(現・国立病院機構金沢医療センターの看護学校大型化のため廃校[3])。
- 1991年(平成 3年) 4月 - 老人性認知症病棟を設置。
- 2004年(平成16年) 4月 - 独立行政法人への移行により国立病院機構北陸病院へ改称。
- 2005年(平成17年) 8月 - 精神病棟(50床)を廃止。
- 2006年(平成18年) 2月 - 医療観察法病棟(34床)を設置。
- 2012年(平成24年) 4月 - 富山県の認知症疾患医療センターに指定。
- 2014年(平成26年) 5月 - 病棟等建替計画、第Ⅰ期工事(南病棟)が完成[6]。
- 2015年(平成27年) 5月 - 病棟等建替計画、第Ⅱ期工事(西病棟)が完成[7]。
- 2015年(平成27年)[7]。 7月 - 病棟等建替計画、第Ⅲ期工事(外構)が完成
診療科
[編集]医療機関の指定
[編集]- 医療観察法に基づく指定入院医療機関
アクセス
[編集]- JR城端線 福光駅より南砺市営バス(なんバス)「城端駅」行に乗車、「北陸病院前」停留所下車(土・日・祝日運休)。
- JR城端線 城端駅より南砺市営バス(なんバス)「福光駅」行に乗車、「北陸病院前」停留所下車(土・日・祝日運休)。
- JR城端線 城端駅よりタクシーで約5分。
- 東海北陸自動車道 福光インターチェンジより約5分。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 国立病院機構北陸病院ウェブサイト 病院について
- ^ a b c d 『城端町史』(1959年9月1日、城端町史編纂委員会編纂・発行)1137頁。
- ^ a b 『城端町行政史』(2005年11月30日、南砺市発行)248 - 249頁。
- ^ a b c 『城端町行政史』(2005年11月30日、南砺市発行)248頁。
- ^ 『城端町行政史』(2005年11月30日、南砺市発行)248頁。
- ^ “北陸病院 南病棟完成内覧会を開催して” (PDF). 独立行政法人 国立病院機構 北陸病院 (2014年8月). 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月29日閲覧。
- ^ a b 国立病院機構北陸病院「山田野33号」2015年9月発行 (PDF)