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国鉄モハ14形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モハ14形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した電車である。

1953年(昭和28年)6月1日に施行された車両形式称号規程改正により、車体長17m級2扉クロスシートの三等電動車に与えられた形式で、以下の2形式3種が編入された。

  1. 14001 - 14045(欠番あり) : 1930年(昭和5年)、1931年(昭和6年)に横須賀線用に製造された32系の電動車、モハ32形を改番したもの。詳細は国鉄32系電車を参照。
  2. 14100, 14101 : 1944年(昭和19年)に身延線用として木造電車の鋼体化改造により製作されたモハ62形を改番したもの。詳細は、国鉄62系電車 (初代)を参照。
  3. 14110, 14111, 14114, 14116 : 1950年(昭和25年)および1954年(昭和29年)にモハ30形(モハ11形)の中央扉を埋め込み、クロスシート化したモハ62形(62011 - )を改番したもの。詳細は、国鉄62系電車 (初代)#30系からの改造編入車を参照。

1959年(昭和34年)6月1日に施行された車両形式称号規程改正により、モハ14形はクモハ14形に改称された。同年12月に行なわれた番号整理により、旧モハ32形のグループは普通屋根車(14000 - 14014)と低屋根車(14800 - 14823)の区分と通番整理が行なわれた。詳細は、国鉄32系電車#1959年12月形式番号整理による変更を参照。