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モハ32形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した旧形電車である。1953年(昭和28年)6月1日に実施された車両形式称号規程改正(改番)により、全く出自の異なる2種が存在する。
- 初代 - 1930年(昭和5年)から1931年(昭和6年)にかけて製造された、車体長17m級2扉クロスシートの制御電動車。45両が製造され、1953年の改番では、モハ14形に改められた。詳細は国鉄32系電車#モハ32形を参照。
- 2代目 - 1944年(昭和19年)に、モハ42形に扉を増設して製作された、両運転台の車体長20m級4扉ロングシート車。当初はモハ42形のままであったが、1953年の改番によりモハ32形に改められた。1959年(昭和34年)6月施行の車両形式称号規程改正では、クモハ32形となった。詳細は国鉄42系電車を参照。