国際麻薬乱用・不正取引防止デー
国際麻薬乱用・不正取引防止デー | |
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正式名称 | International Day against Drug Abuse and Illicit Trafficking |
挙行者 | 国際連合 |
日付 | 6月26日 |
国際麻薬乱用・不正取引防止デー[1](こくさいまやくらんよう・ふせいとりひきぼうしデー、英語: International Day against Drug Abuse and Illicit Trafficking)は薬物乱用と薬物の不正取引に反対する、国際連合制定の国際デー。日本語では、国際薬物乱用・不正取引防止デー(こくさいやくぶつらんよう・ふせいとりひきぼうしデー)とも称する[2]。1988年以降、毎年6月26日に祝われる。1987年6月26日に薬物乱用・不正取引防止に関する国際会議が「薬物乱用統制における将来の包括的多面性アウトライン」を採択したことにちなんだもの[1][2]で、1987年12月7日の国際連合総会決議42/112で制定された。
国際連合の世界薬物報告書[3]2007によると、年間の不正薬物取引は3220億米ドルに達するという[4]。
各地の取り組み
[編集]イランでは2007年6月26日にテヘランで押収した70tの麻薬を燃やすデモンストレーションを行い、当時の大統領・マフムード・アフマディーネジャードは「先進国の麻薬取り締まりは生ぬるい」と批判した[5]。
キルギスでは国際麻薬乱用・不正取引防止デーを記念して、2013年に首都・ビシュケクの南東約10kmにあるタシュタル・アタ山に薬物依存症患者らの治療を行う施設を建設した[6]。
日本薬物対策協会は、国際麻薬乱用・不正取引防止デーに合わせて「国連 薬物乱用防止デー・イベント」を開催し、子供らが薬物に汚染されないよう効果的な教育・啓発を提言している[7]。2015年は6月17日に東京都豊島区の南大沢ホールで開催し、アルプスシステムインテグレーションの協力を得た[7]。
中華人民共和国では、国際麻薬乱用・不正取引防止デーの日取りを意識して麻薬犯罪に関する裁判を行い、死刑判決後に即日執行することがある[8]。
脚注
[編集]- ^ a b “6月26日”. 足寄町役場 (2014年6月26日). 2016年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月26日閲覧。
- ^ a b “じんけん通信”. 滋賀県県民生活部人権施策推進課 (2016年6月1日). 2016年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月26日閲覧。
- ^ “World Drug Report”. United Nations Office on Drugs and Crime. 2016年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月26日閲覧。
- ^ Lisa Schlein (2007年6月25日). “UN Report: Global Drug Abuse Under Control”. VOA News. 2007年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月26日閲覧。 “Internet Archiveによる2007年6月29日時点のアーカイブページ”
- ^ “国際薬物乱用・不正取引防止デー、イラン大統領「先進国は手ぬるい」”. AFPBB (2007年6月27日). 2016年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月26日閲覧。
- ^ “国際麻薬乱用・不正取引防止デーを記念してタシュタル・アタ霊峰において複合建築群の開設式が行われる”. ValuePress! (2013年6月25日). 2016年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月26日閲覧。
- ^ a b “ALSI、「国連 薬物乱用防止デー・イベント」に協力”. 週刊BCN (2015年6月10日). 2016年6月26日閲覧。
- ^ “中国で覚せい剤取引の10人に死刑判決、即日銃殺―仏メディア”. レコードチャイナ (2018年6月25日). 2018年6月28日閲覧。