土肥美智子
土肥 美智子 (どひ みちこ、英: Dohi Michiko、1965年10月20日 - ) は、日本の内科医。日本サッカー協会診療所院長、日本オリンピック委員会理事、笹川スポーツ財団理事、日本フェンシング協会理事。
夫は日本サッカー協会会長の田嶋幸三、息子はプロサッカー選手の田嶋凜太郎[1]、甥(姉の子)はプロサッカー選手の日髙慶太。
概要
[編集]1965年生まれ、東京都出身。白百合学園高校、千葉大学医学部を卒業。2022年まで国立スポーツ科学センタースポーツ医学研究部に副主任研究員(内科医)として所属していた[2]。 2002年東京慈恵会医科大学医学博士。論文は「レーザー照射時におけるグラディエントエコーを用いた組織モニタリングの実験的評価」[3]。専門はスポーツ外傷診断学。2008年に行われた北京オリンピック、2010年に行われた広州アジア大会、2012年に行われたロンドンオリンピックにおいてスポーツドクターとして選手団に帯同している[4][5][6]。また、現在FIFAの医学委員会委員、女子委員会委員を務めている[7][8]。日本サッカー協会においてはスポーツ医学委員を2010年から務めている[9]。以前は、福島県楢葉町のJヴィレッジ内にある、FIFAゴールプログラムとして世界初のスポーツ医学施設[10] であるJFAメディカルセンターに勤務していた[11]。2020年日本サッカー協会診療所院長[12]。2021年日本オリンピック委員会理事[13]。同年日本オリンピック委員会(JOC)が東京五輪日本選手団の「新型コロナウイルス対策責任者」に任命[14]。笹川スポーツ財団理事、日本臨床スポーツ医学会理事、日本フェンシング協会理事[12]。
論文
[編集]- スポーツ医学における女性医師の役割について : 女性アスリート138名を対象としたアンケート調査結果の解析
- 北京オリンピックにおけるメディカルサポート
- 画像診断医からみたアスリートの特徴 (特集 スポーツドクターとアスリート)
- 時差症候群 (予防としてのスポーツ医学—スポーツ外傷・障害とその予防・再発予防) -- (内科・その他の疾患とその予防)
- スポーツ外傷・障害のMRI検査のコツと診断のピットフォール(13)疲労骨折とシンスプリント
- スポーツ外傷・障害に対する高気圧酸素療法 : トップアスリートを対象として
他多数
脚注
[編集]- ^ “田嶋会長の息子・凜太郎 慶大サッカー部からVVVフェンロに移籍”. スポニチ (4 August 2016). 5 April 2017閲覧。
- ^ スポーツ医学研究部 国立スポーツ科学センター公式サイト、2012年10月18日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ 国立スポーツ科学センター アスリートのためのMRI装置の現状と未来を探る hitachi-medical.co.jp、2012年10月18日閲覧。
- ^ The 16th Asian Games Guangzhou 2010 Headquarters (PDF) 日本オリンピック委員会公式サイト、2012年10月18日閲覧。
- ^ プロフィール 本部員(メディカルスタッフ/ドクター)土肥 美智子(どひ みちこ) 日本オリンピック委員会公式サイト、2012年10月18日閲覧。
- ^ Committee for Women's Football and the FIFA Women's World Cup (TM) FIFA.com、2012年10月18日閲覧。
- ^ Medical Committee FIFA.com、2012年10月18日閲覧。
- ^ 平成23年1月9日 大分県別府市ビーコンプラザにて第2回全国医学委員長会議を開催 jfa.or.jp、2012年10月18日閲覧。
- ^ JFAメディカルセンターのセレモニーにFIFAブラッター会長が出席 jfa.or.jp、2012年10月18日閲覧。
- ^ 世界が注目するスポーツ医学施設:JFAメディカルセンター 1.2TオープンMRI「OASIS」による研究を開始 innervision.co.jp、2012年10月18日閲覧。
- ^ a b https://researchmap.jp/rinsho%E5%9C%9F%E8%82%A5%20%E7%BE%8E%E6%99%BA%E5%AD%90%20MICHIKO%20DOHI
- ^ トランスジェンダーのJOC理事誕生へ 女性4割も実現朝日新聞デジタル2021年6月10日 23時15分
- ^ コロナ責任者に土肥美智子医師 東京五輪日本選手団千葉日報2021年5月29日