圧迫骨折
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圧迫骨折 | |
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脊椎圧迫骨折 | |
概要 | |
分類および外部参照情報 | |
ICD-9-CM | 733.13 (pathological), 805-806 (traumatic) |
圧迫骨折(あっぱくこっせつ)とは、外傷や椎骨の弱まりによる椎骨の崩壊のこと。椎骨の弱まりは骨粗鬆症や骨形成不全の患者、原発もしくは転移性骨腫瘍[1]、感染による[2]。X線撮影では、くさび形に変形して見える。
健康な人の場合は、射出座席のような垂直的な圧力がかかった場合に起こる。高齢者に起こる圧迫骨折の殆どが骨粗鬆症に起因しており[3]、胸椎と腰椎の移行部の椎体に生じやすく、くしゃみや腰をひねっただけ[4]、尻もちなどの軽微な外力によって生じる[3]。
治療
[編集]保存的療法
[編集]2024年にJAMAに掲載されたシステマティックレビューで、テリパラチドとNSAIDsが急性骨粗鬆性圧迫骨折に対して有効であるとしている。カルシトニンも効果的だが、安全性や副作用のため使用が制限されるとしている[8]。
外科的療法
[編集]脚注
[編集]- ^ Weber, Kristy (February 28, 2006). “Rounds 2: Treatment of Metastatic Bone Disease”. John Hopkins Arthritis Center. 2012年5月27日閲覧。
- ^ “Bone Infections”. MedlinePlus (September 7, 2011). 2012年5月27日閲覧。
- ^ a b 日本整形外科学会「脊椎椎体圧迫骨折」
- ^ 徳島県医師会「脊椎圧迫骨折と後遺障害 」
- ^ Knopp, Jennifer A.; Diner, Barry M.; Blitz, Maurice; Lyritis, George P.; Rowe, Brian H. (2004). “Calcitonin for treating acute pain of osteoporotic vertebral compression fractures: A systematic review of randomized, controlled trials”. Osteoporosis International 16 (10): 1281–90. doi:10.1007/s00198-004-1798-8. PMID 15614441.
- ^ 久留米大学医学部放射線医学教室[1]
- ^ 整形外科 (シリーズ まとめてみた) 24ページ 天沢ヒロ (著) 医学書院社発行 ISBN 978-4260023825
- ^ “Conservative Treatments in the Management of Acute Painful Vertebral Compression Fractures: A Systematic Review and Network Meta-Analysis”. JAMA Netw Open 7 (9): e2432041. (September 2024). doi:10.1001/jamanetworkopen.2024.32041. PMC PMC11380106. PMID 39240564 .
- ^ 福岡医学雑誌 2007年9月 p337-345「経皮的椎体形成術 : 脊椎圧迫骨折の早期疼痛緩和を目指して」
- ^ 聖路加国際病院放射線科