地球資源観測科学センター
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地球資源観測科学センター (Earth Resources Observation and Science Center; EROS Center) は、アメリカ地質調査所傘下の研究センターである。主に世界中の衛星写真を使った研究とデータ管理を行っている。NASAが打ち上げたランドサット衛星のデータの保存管理を担当するために1964年に予算が組まれ、創立された。1973年8月にはサウスダコタ州スーフォールズに専用施設が完成し、ランドファイアの衛星写真データの管理も行うようになる。
保存されている衛星写真のデータはEROSセンターが着色や合成の調整を行なったものが存在する。データはEarthExplorerなどから無料ダウンロードできるほか、商業や研究のために販売も行っている。
月曜日から火曜日にかけてスーフォールズの本部では見学ツアーを行なっている。
2018年10月、EROSの職員が政府ネットワークに接続されているコンピュータを使ってアダルトビデオサイトを9000回観覧し、ネットワークがマルウェアに感染。また、USBデバイスとAndroidスマートフォンに映像を保存していたことが発覚し、内部監査文書が公開された。
参考文献
[編集]- 地球観測衛星の現状 竹内端夫 一般社団法人電気学会 電氣學會雜誌 Vol.94 (11), 1020-1024 (1974)
- 東京情報大学 浅沼講義 環境情報システム論 講義ノート (2007) http://www.edu.tuis.ac.jp/~asanuma/Asanuma2007/Lectures/EIS2007/EIS_ETM_Composite.pdf
- Civil servant who watched porn at work blamed for infecting a US government network with malware; TechCrunch; Zack Whittaker (2018) https://techcrunch.com/2018/10/29/porn-sites-blamed-after-government-network-infected-malware/
- US DOI USGS IT Security Vulnerabilities Report (October 17, 2018) https://assets.documentcloud.org/documents/5023935/USGS-IT-Security-Vulnerabilities-Report.pdf