地蔵寺 (和歌山県九度山町)
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地蔵寺 | |
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地蔵寺薬師堂 | |
所在地 | 和歌山県伊都郡九度山町椎出3 |
位置 | 北緯34度16分17秒 東経135度33分57秒 / 北緯34.27139度 東経135.56583度座標: 北緯34度16分17秒 東経135度33分57秒 / 北緯34.27139度 東経135.56583度 |
宗派 | 高野山真言宗 |
文化財 |
木造聖観音菩薩坐像[1] 大般若経[1] |
法人番号 | 4170005004686 |
地蔵寺は、和歌山県伊都郡九度山町椎出にある高野山真言宗の寺院。玉椎山東洋院地蔵寺。椎出厳嶋神社の別当寺。門前を世界遺産である高野山へ繋がる槇尾道(まきおみち)が通っている。
歴史
[編集]建立は不詳であるが、1107年(嘉承2年)に書写され、僧・経真に供養された大般若経(288巻)を所蔵するため、建立されたのはそれ以前と考えられる。
諸堂・伽藍
[編集]室町時代には堂塔を持つの七堂伽藍が存在していたが、現在は庫裡、本堂(旧・地蔵堂)、薬師堂(旧・本堂)、大日堂、うかがい地蔵堂がある。
地蔵寺所蔵の美術工芸品のうち2点が九度山町により文化財に指定されており、大般若経288巻が1980年(昭和55年)に、薬師堂に安置されている木造聖観音菩薩坐像が1987年(昭和62年)にそれぞれ指定を受けている[1]。
椎出厳嶋神社
[編集]もとは椎出村の産土神であったが、1911年(明治44年)、町内にある上古沢の厳島神社に合祀され、社殿のみが当地に残された。江戸時代後期の社号は「辨財天社」と記されている。
関連施設
[編集]地蔵昇龍
[編集]「地蔵昇龍」は庫裡の天井に配されている天井画で、3.6メートル四方の昇龍が珠玉を掴み、頭に本尊である地蔵菩薩を乗せて天上を駆け巡る情景を描く[2]。大阪府在住の画家により2015年(平成27年)11月から制作が始められ2016年(平成28年)に奉納された[2]。
文化財伝承館「ふれあい」
[編集]伝承館には「鬼の舞ミュージアム」が設けられ、代々伝わる衣装や太鼓のレプリカや貴重な資料が展示されている。
主な年中行事
[編集]毎年お盆の時期の8月16日には椎出鬼の舞が開催され、和歌山県の無形民俗文化財に指定されている。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “美術工芸品 -九度山町の文化財-|九度山町”. 九度山町教育委員会. 2017年7月22日閲覧。
- ^ a b “「昇龍」天へと躍動 大阪の画家、地蔵寺に奉納 九度山 /和歌山”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2016年2月6日) 2017年7月22日閲覧。