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地蔵寺 (和歌山県九度山町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地蔵寺
地蔵寺薬師堂
地蔵寺薬師堂
所在地 和歌山県伊都郡九度山町椎出3
位置 北緯34度16分17秒 東経135度33分57秒 / 北緯34.27139度 東経135.56583度 / 34.27139; 135.56583座標: 北緯34度16分17秒 東経135度33分57秒 / 北緯34.27139度 東経135.56583度 / 34.27139; 135.56583
宗派 高野山真言宗
文化財 木造聖観音菩薩坐像[1]
大般若経[1]
法人番号 4170005004686 ウィキデータを編集
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地蔵寺は、和歌山県伊都郡九度山町椎出にある高野山真言宗の寺院。玉椎山東洋院地蔵寺。椎出厳嶋神社別当寺。門前を世界遺産である高野山へ繋がる槇尾道(まきおみち)が通っている。

歴史

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建立は不詳であるが、1107年嘉承2年)に書写され、僧・経真に供養された大般若経(288巻)を所蔵するため、建立されたのはそれ以前と考えられる。

諸堂・伽藍

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室町時代には堂塔を持つの七堂伽藍が存在していたが、現在は庫裡、本堂(旧・地蔵堂)、薬師堂(旧・本堂)、大日堂、うかがい地蔵堂がある。

地蔵寺所蔵の美術工芸品のうち2点が九度山町により文化財に指定されており、大般若経288巻が1980年昭和55年)に、薬師堂に安置されている木造聖観音菩薩坐像が1987年(昭和62年)にそれぞれ指定を受けている[1]

椎出厳嶋神社

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もとは椎出村の産土神であったが、1911年(明治44年)、町内にある上古沢の厳島神社に合祀され、社殿のみが当地に残された。江戸時代後期の社号は「辨財天社」と記されている。

関連施設

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地蔵昇龍

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「地蔵昇龍」は庫裡の天井に配されている天井画で、3.6メートル四方の昇龍が珠玉を掴み、頭に本尊である地蔵菩薩を乗せて天上を駆け巡る情景を描く[2]大阪府在住の画家により2015年平成27年)11月から制作が始められ2016年(平成28年)に奉納された[2]

文化財伝承館「ふれあい」

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文化財伝承館「ふれあい」

伝承館には「鬼の舞ミュージアム」が設けられ、代々伝わる衣装や太鼓のレプリカや貴重な資料が展示されている。

主な年中行事

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椎出鬼の舞(2018年8月16日撮影)

毎年お盆の時期の8月16日には椎出鬼の舞が開催され、和歌山県の無形民俗文化財に指定されている。

交通アクセス

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鉄道

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 美術工芸品 -九度山町の文化財-|九度山町”. 九度山町教育委員会. 2017年7月22日閲覧。
  2. ^ a b “「昇龍」天へと躍動 大阪の画家、地蔵寺に奉納 九度山 /和歌山”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2016年2月6日). https://mainichi.jp/articles/20160206/ddl/k30/040/465000c 2017年7月22日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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