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坂本眞一 (漫画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

坂本 眞一(さかもと しんいち、1972年[1] - )は、日本漫画家[1]大阪府出身[1]男性

1990年、『キース!!』で週刊少年ジャンプ 第70回ホップ☆ステップ賞に入選し、同作でデビュー[1]

新田次郎の小説を題材にした『孤高の人』で注目を集め、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した[1]。2013年より、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、『イノサン』を連載し、その続編となる『イノサンRougeルージュ』を『グランドジャンプ』(集英社)で連載した[1]

2012年2月22日、漫画家のインタビューネット配信番組「漫画元気発動計画」の第8回 - 11回に出演し、ジャンプ時代のことやアシスタント時代のこと、それに『孤高の人』の裏話を語った。

執筆スタイル

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『イノサン』より前は、アナログ7割、デジタル3割くらいで原稿を執筆していたが、使用していたペン先が入手できなくなり、細い線が引けなくなったことを機に『イノサン』の連載より完全にデジタルでの原稿執筆となった[2]

使用機材はCintiq 24HD(ワコム)、CLIP STUDIO PAINT EXセルシス)、Tab-Mate Controller[注釈 1](セルシス)(『イノサンRougeルージュ』連載時点)[2]

デジタル化のメリットが多数あるとして、坂本は以下を例に挙げている[2]

  • 道具の劣化がなくなったため、変化が少なくなり、安心して仕事ができる。
  • マテリアル(素材)を作り置きして使うことができる。
  • やり直すことができる。
    • デッサンの修正が簡単にできるようになった。

マテリアル(素材)は、紙や服などをキャラクター別に素材を登録して整理しているので、そのキャラクターがどうだったか確認する時にも役立っている[2]。しかし、スタンプのように使用すると絵が安っぽくなるため、それぞれのシーンに合うように描き足しや描き直しが発生するので、新しく描くよりも時間がかかってしまうこともある[2]

キャラクターの表情なども、迷った際にはいったん描いた表情を保存しておいて、新しく表情を描き、比較してどちらが良いか比べている[2]

作風

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  • 初期は原哲夫を思わせる筋骨隆々としたキャラクターの格闘ものを描いていた。『孤高の人』からリアル系描写へとタッチを変えた。『イノサン』からは耽美な描写も加えていった。
  • 『孤高の人』では筆ペンにインクを付けて描いていた。
  • 現在[いつ?]ではフルデジタルで製作している。
  • 『孤高の人』では、写植の文字を一部裏返しにして、精神の混乱を表現する手法を考案した。
  • 大胆な比喩表現を使う。
    • 別次元の表現(例:雪崩→トラックの車列、民衆の歓声→津波)
    • 昔の話であっても現在の描写(例:18世紀の仏貴族→現代日本の女子高生)
  • 作品一覧

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    漫画
    イラスト

    師匠

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    アシスタント

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    出演

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ CLIP STUDIO PAINT専用の左手用デバイス。

    出典

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    1. ^ a b c d e f 坂本眞一”. コミックナタリー. 2024年10月30日閲覧。
    2. ^ a b c d e f 『イノサンRougeルージュ』坂本眞一さんの特別インタビュー!”. ワコム. 2024年10月30日閲覧。

    外部リンク

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