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型式認証制度 (自動車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

型式認証制度(かたしきにんしょうせいど)とは、日本国内で行われる自動車型式認証の審査制度。自動車製作者等が新型の自動車等の生産又は販売を行う場合、一台ごとに新規検査せずとも良いよう検査の合理化を目的として、あらかじめ国土交通大臣に申請又は届出を行い、保安基準への適合性等について審査を受ける制度である。

概要[編集]

自動車の型式認証制度には、「型式指定制度」と「新型届出制度」がある。型式指定制度は、主に同一モデルが大量生産される乗用車に利用されるもので、現車による保安基準(ブレーキ排気ガス、灯火器など)の適合性審査と品質管理(均一性)の審査に基づき、新規検査時の現車提示が省略される制度である。一方、新型届出制度は、主に、仕様が多様な大型トラックバスに利用されるもので、現車による保安基準の適合性審査の結果を新規検査時に活用する制度である[1]。日本では1951年(昭和26年)に施行された[2]

主な違反・不正事例[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 自動車の型式認証制度について(型式認証の申請から新規検査までの流れ)”. 国土交通省 (2009年). 2024年6月17日閲覧。
  2. ^ 認証不正、トヨタに国交省が立ち入り-制度見直す契機と冷めた声も”. ブルームバーグ (2024年6月4日). 2024年6月17日閲覧。
  3. ^ 三菱自動車工業等の燃費試験における不正行為について”. 国土交通省 (2016年). 2024年6月17日閲覧。
  4. ^ 日野自動車に対する対応について”. 国土交通省 (2022年9月9日). 2024年6月17日閲覧。
  5. ^ 豊田自動織機の型式指定申請における不正行為について”. 国土交通省 (2024年4月5日). 2024年6月17日閲覧。
  6. ^ ダイハツ工業の不正事案に関する国土交通省の対応について”. 国土交通省 (2024年1月16日). 2024年6月17日閲覧。
  7. ^ 型式指定申請における不正行為の有無等に関する自動車メーカー等の調査報告の結果等について”. 国土交通省 (2024年6月3日). 2024年6月17日閲覧。

関連項目[編集]