城戸朱理
表示
城戸 朱理(きど しゅり、男性、1959年5月23日 - )は、日本の詩人。 フェリス女学院大学文学部非常勤講師。女子美術大学大学院非常勤講師。六本木詩人会同人。
略歴
[編集]岩手県盛岡市生まれ。神奈川県鎌倉市在住。岩手県立盛岡第一高等学校、明治大学文学部入学[1]。20歳で『ユリイカ』新鋭詩人に選ばれる。 高貝弘也、田野倉康一、広瀬大志と同人誌『洗濯船』(1982 - 1987)に参加。
1994年、『不来方抄』で第5回歴程新鋭賞受賞。2011年『幻の母』で芸術選奨新人賞受賞。2012年『漂流物』で第30回現代詩花椿賞受賞。 2013年、岩手日報文化賞受賞。2009年より岩手日報「日報文芸」詩欄選者。2011年より岩手日報随筆賞選考委員長。
2018年、ドキュメンタリー映画「幻を見るひと」(2018) をプロデュース、各国の国際映画祭に招待されている。
1999年から2000年まで読売新聞日曜版書評欄、図書委員。
単著
[編集]詩集
[編集]- 『召喚』(書肆山田) 1985
- 『モンスーン気候帯』(沖積舎) 1991
- 『非鉄』(思潮社) 1993
- 『不来方抄』(思潮社) 1994
- 『朱夏』(私家版) 1994
- 『まんぼう』(矢立出版) 1995
- 『城戸朱理詩集』(思潮社、現代詩文庫) 1996 ISBN 4-7837-0909-2
- 『夷狄 バルバロイ』(思潮社) 1998
- 『千の名前』(思潮社) 1999
- 『地球創世説』(思潮社) 2003
- 『幻の母』(思潮社) 2010: 第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞
- 『世界 - 海』(思潮社) 2010
- 『漂流物』(思潮社) 2012 : 第30回現代詩花椿賞
詩論・その他
[編集]- 『詩人の夏 西脇順三郎と伊東静雄』(矢立出版) 1994 ISBN 4-946350-23-3
- 『吉岡実の肖像』(ジャプラン) 2004
- 『潜在性の海へ』(思潮社) 2006 ISBN 4-7837-1632-3
- 『戦後詩を滅ぼすために the regeneration of Alexandria』(思潮社) 2008 ISBN 978-4-7837-1642-6
- 『漂流物』(思潮社) 2012 ISBN 978-4-7837-3302-7
共著
[編集]- 『木の骨』(吉増剛造対談、矢立出版) 1993 ISBN 4946350128
- 『討議戦後詩 詩のルネッサンスへ』(野村喜和夫、思潮社) 1997 ISBN 4-7837-1575-0
- 『入沢康夫の詩の世界』(野村喜和夫共編、邑書林) 1998 ISBN 4897092779
- 『戦後名詩選〈1〉』(野村喜和夫共編、思潮社) 2000 ISBN 4-7837-0929-7
- 『戦後名詩選〈2〉』(野村喜和夫共編、思潮社) 2001 ISBN 4-7837-0930-0
- 『Edge 映画と詩の間』(宮岡秀行共監修、Art Square) 2003
- 『討議 詩の現在』(野村喜和夫、思潮社) 2005 ISBN 4783716277
- 『真乗 心に仏を刻む』(中央公論新社) 2007 ISBN 978-4120038440
翻訳
[編集]- 『パウンド詩集』(思潮社、海外詩文庫11) 1998 ISBN 4-7837-2510-1
- 『T・E・ヒューム 全詩と草稿』(ジャプラン) 2006
- 『エズラ・パウンド長詩集成』(思潮社) 2006 ISBN 4-7837-2868-2
ドキュメンタリー映画
[編集]- 『幻を見るひと』(エグゼクティブプロデューサー) 2018
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社) 2016年)p.448
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 城戸朱理のブログ
- 城戸朱理 (@Kido_Shuri) - X(旧Twitter)