城端ダム
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城端ダム | |
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所在地 | 富山県南砺市上原 |
位置 | 北緯36度29分02秒 東経136度52分12秒 / 北緯36.48389度 東経136.87000度 |
河川 | 小矢部川水系山田川 |
ダム湖 | 名称未定 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 59 m |
堤頂長 | 216.5 m |
堤体積 | 143,120[1] m3 |
流域面積 | 10.8 km2 |
湛水面積 | 16 ha |
総貯水容量 | 3,000,000 m3 |
有効貯水容量 | 2,400,000 m3 |
利用目的 | 灌漑用水供給、洪水防止、消流雪用水の確保[2] |
事業主体 | 富山県 |
電気事業者 | なし |
発電所名 (認可出力) | なし(370kw)[3] |
施工業者 | フジタ・前田建設工業・中越興業 |
着手年 / 竣工年 | 1972年 / 1992年 |
備考 | 出典(個別に提示されているものを除く)→[4] |
城端ダム(じょうはなダム)は、富山県南砺市、一級河川小矢部川水系山田川上流部に建設されたダムである。建設時の仮称は『砺波山田川ダム』[5]で、城端ダムという名称は、1990年4月から募集していた484点の応募の中から選定された[6]。
目的
[編集]南砺市の旧城端町、福光町、福野町、井口村の約860haの灌漑用水の確保、洪水防止の流量調節、城端町の消流雪用水の確保を目的としている[2]。
建設の過程
[編集]1986年10月24日に起工式が行われ(この時点での完成目標は1992年7月)[5]、1988年11月10日に定礎式を実施[7]。1990年11月20日に堤体コンクリートの最終打設が完了し[6]、1991年12月に堰堤が完成し[2]、同年12月6日より試験湛水を実施し、1992年2月5日にダムが満水になった[6]。1992年8月31日に全工事が竣工した[2]。総事業費は138億円[1]。
工事の際に発生した残土を利用してスモモなどの果物の木が植樹されたフルーツパークが造成された。1993年11月20日にはフルーツパークの管理棟が完成している[8]。
その他
[編集]ダム管理棟内に、ダムの建設状況等を紹介した展示室が設置・公開されている(休日は公開なし、平日も公開しない場合がある)[9]。
出典
[編集]- ^ a b 城端ダムの概要(富山県、2021年3月19日)
- ^ a b c d 『北日本新聞』1992年8月30日付19面『県営城端ダム完成 あす完工式 3町1村に農業用水供給』より。
- ^ ダムの管理設備(富山県、2021年3月19日)
- ^ ダム便覧(財団法人日本ダム協会) 城端ダム(2022年9月17日閲覧)
- ^ a b 『北日本新聞』1986年10月25日付19面『67年の完成目指す 城端 砺波山田川ダム起工式』より。
- ^ a b c 『城端町 行政史』(2005年11月30日、南砺市編集、発行)159頁。
- ^ 『北日本新聞』1988年11月11日付21面『工事の安全祈る 砺波山田川ダム定礎式』より。
- ^ 『城端町 行政史』(2005年11月30日、南砺市編集、発行)160頁。
- ^ 展示室の紹介(富山県、2021年3月19日)