コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

堀江専一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

堀江 専一郎(ほりえ せんいちろう、1876年4月5日[1] - 1939年6月25日[2])は、日本の弁護士第一東京弁護士会会長(第5代、1933年-1934年)。

略歴

[編集]

著述

[編集]
  • 1932年 『米国大陪審制度の要領』、帝国弁護士会『正義』(第8巻)
  • 1934年 『昭和8年を回顧して』、帝国弁護士会『正義』(第10巻)

エピソード

[編集]
  • 1935年、司法省が帝国弁護士会を含む各弁護士会に司法事務改善諮問案を送付した際の帝国弁護士会の政策会議においては、「裁判所(大審院)の権限を縮小しまたは簡略にせんとする空気が濃厚で」あるが、「裁判所が有名無実の存在となる様なことがあったらそれこそ一大事でありますから、在野法曹に於きましても深く考慮しなくてはならない」という旨の意見を述べた[3]

参考文献

[編集]
  • 帝国弁護士会『正義』、帝国弁護士会(1925年-1949年) NCID AN00327857
  • 堀江専一郎君』、浅田好三『日本弁護士総覧(第2巻)』、東京法曹会(1911年)
  • 司法省『ナチスの刑法(プロシヤ邦司法大臣の覚書)』、『司法資料』(1934年)
  • 司法省『ナチスの法制及び立法綱要(刑法及び刑事訴訟法の部)』、『司法資料』(1936年)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 『大日本博士録 第1巻』発展社出版部、1921年、法博231-232頁。
  2. ^ 『昭和物故人名録 : 昭和元年~54年』日外アソシエーツ、1983年、p.442。
  3. ^ 『正義』第11巻。1935年。なお当時の検事局は裁判所の一部門であり、裁判所は司法省の管轄にあった。