コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

堀麦水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

堀 麦水(ほり ばくすい、1718年享保3年)‐ 1783年11月8日天明3年10月14日))は、江戸時代中期の俳人である[1][2]。名は長[1][3]、字は子傾[1]。通称は初め池田屋平三郎[2][4]、後に長左衛門[2][4]。初号は可遊もしくは葭由[2][4]、別号に樗庵[2][4]、四楽庵等がある[4]

経歴・人物

[編集]

加賀(現在の石川県)の金沢に生まれる[1][2]。後に伊勢中川乙由(麦浪)や和田希因に師事し[2][4]1761年宝暦11年)には京都や江戸等全国を行脚した[2][4]。また同時期にこの頃の俗調に不満を持ち[5][6]宝井其角が編纂した「虚栗」を傾倒した松尾芭蕉の作風の俳諧を詠み[2][5]、その復興運動にも携わる[2][6]。また麦水は将棋や茶道、骨董、書画等の多くの多趣味を持っていたとされている[7]

主な著作物

[編集]

主著

[編集]
  • 昔日北花録
  • 『慶安太平記』
  • 『貞享正風句解伝書』
  • 『新虚栗』

その他の著書

[編集]
  • 『慶長中外伝』
  • 『俳諧蒙求』
  • 『寛永南島変』

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 堀麦水”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社). 2023年8月9日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 堀麦水”. 朝日日本歴史人物事典(朝日新聞出版). 2023年8月9日閲覧。
  3. ^ 堀麦水”. デジタル大辞泉(講談社). 2023年8月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 麦水”. 世界大百科事典 第2版(平凡社). 2023年8月9日閲覧。
  5. ^ a b 堀麦水”. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(ブリタニカ・ジャパン). 2023年8月9日閲覧。
  6. ^ a b 堀麦水”. 精選版 日本国語大辞典. 2023年8月9日閲覧。
  7. ^ 麦水”. 日本大百科全書(小学館). 2023年8月9日閲覧。

外部リンク

[編集]