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堺市母娘殺傷事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
堺市母娘殺傷事件
場所 日本の旗 日本大阪府堺市西区
日付 2006年平成18年)1月10日 (午後2時頃)
概要 弁理士の妻子が殺傷された。
攻撃手段 包丁
死亡者 当時51歳の母親
負傷者 当時22歳の娘
犯人 不明(推定20〜30代の男)
容疑 殺人
動機 不明(怨恨?)
対処 捜査中
管轄 大阪府西堺警察署
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堺市母娘殺傷事件(さかいしおやこさっしょうじけん)とは、2006年平成18年)1月10日大阪府堺市で発生した事件。被疑者逮捕されておらず、2024年令和6年)現在も未解決となっている。

概要

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2006年(平成18年)1月10日の午後2時頃、大阪府堺市の弁理士の家で玄関のベルが鳴り、最初に応対に出た弁理士の妻(当時51歳)が男に刺された。トイレで悲鳴を聞き玄関に出て行った次女(当時22歳)が玄関のドアを開けた際、外にいた男にいきなり切りつけられ、トイレに逃げ込んだ。その後外の物音がしなくなったことを確認し次女が外を確認すると、玄関に血まみれで倒れている母親を発見した。母親は死亡し、次女が重傷を負った[1]

母親の遺体から約10m離れた場所に、凶器とみられる血のついた包丁が落ちていた。室内からはスポーツシューズで上がり込んだ跡や血を踏んだ跡が残されており、玄関から土足で侵入していきなり妻を襲った後、和室に逃げる妻を追跡してさらに切りつけたと見られる[2][3]

また、男は、包丁の柄と持ち手の間に粘着テープを何重にも巻く細工をしていた。これは、刃物で強く刺した場合に自傷を防止するための細工と思われる。こうしたことから、事前に狙いを定めた上で明確な殺意を持って犯行に及んだと考えられる[4]

次女の目撃証言があり、現場には犯人の短パン(灰色の地にコンバースのロゴ入り)が残されている。犯人を目撃した次女によると「犯人は知らない男だった」と答えている[5]。男は上着に大量の返り血を浴びたまま被害者宅周辺から北西へ延びる道路上を逃走し、走りながら、左手に付いた血を上着でぬぐうようなしぐさを見せている姿が近所の住人に目撃されている[5]捜査機関怨恨通り魔の両面から捜査をしているが犯人は特定できていない。

2007年(平成19年)5月捜査特別報奨金制度に指定された。しかし、その後も捜査の進展はなく、有力な手掛かりが得られていない状況が続いている。

犯人

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次女の目撃証言などによると、犯人は以下の通り。

  • 年齢は推定20歳〜30歳代。
  • 身長は170センチメートルくらい。
  • 体格は痩せ型。
  • 色白でひげが濃く、頬がこけている。

脚注

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  1. ^ “「目がギラギラしていた」大阪・堺の民家で母娘殺傷”. 読売新聞. (2006年1月11日). https://web.archive.org/web/20060113150951/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060110i211.htm 2006年1月13日閲覧。 
  2. ^ “堺・母娘殺傷 室内にスポーツ靴の跡 府警、特定急ぐ”. 朝日新聞. (2006年1月14日). https://web.archive.org/web/20060116053750/http://www.asahi.com/national/update/0114/OSK200601140031.html 2006年1月16日閲覧。 
  3. ^ “似た服の男、事件直前に目撃情報 堺・母娘死傷”. 朝日新聞. (2006年1月11日). https://web.archive.org/web/20060113081703/http://www.asahi.com/national/update/0111/OSK200601110055.html 2006年1月13日閲覧。 
  4. ^ “包丁に自傷防ぐ細工 粘着テープで「つば」 母娘殺傷”. 朝日新聞. (2006年1月12日). https://web.archive.org/web/20060116052410/http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200601120040.html 2006年1月16日閲覧。 
  5. ^ a b “上着に血が付いた男目撃 大阪・母娘殺傷事件”. 朝日新聞. (2006年1月12日). https://web.archive.org/web/20060114123627/http://www.asahi.com/national/update/0112/OSK200601120030.html 2006年1月14日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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