塩川悠子
表示
塩川 悠子(しおかわ ゆうこ、1946年6月1日 - )は、東京生まれのヴァイオリニストである。ロンドン在住。
来歴
[編集]5歳からヴァイオリンを学ぶ。1957年、家族でペルーに移住し、Eugen Cremer に師事し、リマ交響楽団と共演してコンサート活動を始めた。1963年からミュンヘンでヴィルヘルム・シュトロスに師事し、1968年からザルツブルクでシャーンドル・ヴェーグに師事した。1963年、ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、以来ヨーロッパ、アメリカ、日本、イスラエルの主要オーケストラと共演している。
1965年、デトモルト・アカデミー・コンクールで第1位、メンデルスゾーン・コンクールで金賞を獲得した。 1967年、ラファエル・クーベリックからその父ヤン・クーベリックの愛器だった1715年製ストラディヴァリウス「エンペラー」の貸与を受け、2000年まで使用していた。 1978年、芸術選奨新人賞受賞。
主にピアニストである現在の夫アンドラーシュ・シフと室内楽、リサイタルを行っている(最初の夫は比較文学者大久保喬樹)。
ディスコグラフィー
[編集]- 『J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集』カメラータ・トウキョウ 1991年
- 『モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調、第28番ホ短調、「泉のほとりで(ああ、私は恋人を失くした)」による6つの変奏曲ト短調、ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調』アンドラーシュ・シフ(Pf) ユニバーサル ミュージック 1992年
- 『ハイドン:ピアノ三重奏曲集』アンドラーシュ・シフ(Pf)、ボリス・ペルガメンシコフ(Vc) ユニバーサル ミュージック 1995年
- 『モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番ト短調、第2番変ホ長調』シフ(Pf)、エーリッヒ・ヘバルト(Va)、ミクローシュ・ペレーニ ユニバーサル ミュージック 1995年
- 『ハイドン:ピアノ三重奏曲集』シフ(Pf)、ペルガメンシコフ(Vc) ユニバーサル ミュージック 1996年
- 『無伴奏ヴァイオリンのための作品』バルトーク&バッハ カメラータ・トウキョウ 1996年
- 『モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ集』遠山慶子(Pf) カメラータ・トウキョウ 2003年
- 『ドヴォルザーク:交響曲第7番・ヴァイオリン協奏曲』ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団 キングインターナショナル 2004年