塩飽勤番所
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塩飽勤番所跡 | |
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本館 | |
施設情報 | |
正式名称 | 塩飽勤番所跡[1] |
事業主体 | 丸亀市 |
所在地 | 香川県丸亀市本島町泊81 |
プロジェクト:GLAM |
塩飽勤番所(しわくきんばんしょ)は、香川県丸亀市本島にある塩飽諸島の旧政庁。現在では塩飽水軍の歴史を展示した資料館になっている。
概要
[編集]塩飽諸島は江戸時代に人名(にんみょう)と呼ばれる幕府の御用船方の集まりによって自治が許されており、その中から選ばれた年寄がこの勤番所において政務(島務)を行った。島務は、はじめごろ年寄りの自宅で行われたが、寛政9年(1797)に宮の浜に設置された勤番所で行うようになった。
建物は寛政10年(1798年)に建築された歴史あるもので、万延元年(1860年)に改築された後、旧本島村役場等に利用された。跡地は「塩飽勤番所跡」として昭和45年(1970年)に国の史跡として指定された。建物は史跡指定の後に全面改修を行い改築前の姿に復元され、現在は資料館として公開されている。
敷地は約42メートル四方で、周りは土塀で囲まれている。南面する長屋門には番人部屋が付設し、主屋は入母屋造りで、詰め所は裏にあり、北西部の中庭には朱印庫が建てられている。
展示物としては、織田信長や徳川家康等の朱印状、また咸臨丸の乗組員には多く塩飽諸島出身者がおり、その乗組員の遺品や咸臨丸の模型なども展示されている。
沿革
[編集]- 1684年(貞享元年)勘定奉行の通達により、以後朱印状がなくても島中支配が認められた。
- 1798年(寛政10年)勤番所を築造。
- 1860年(万延元年)勤番所を改築。
- 1890年(明治23年)町村制により本島村が成立。
- 1954年(昭和29年)本島村が丸亀市に編入。
- 1970年(昭和45年)7月22日 「塩飽勤番所跡」として国の史跡に指定。
- 1972年(昭和47年)3月 丸亀市役所支所としての利用を終了。
- 1977年(昭和52年)復元改修。
施設
[編集]- 本館 - 政務の間、表座敷、控えの間など
- 長屋門 - 入母屋造り、本瓦葺き
交通アクセス
[編集]周辺情報
[編集]脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯34度23分16.22秒 東経133度47分1.83秒 / 北緯34.3878389度 東経133.7838417度