墓友

墓友（はかとも）とは、認定NPO法人エンディングセンターが、継承を前提としない墓（桜葬墓地）を企画し、その墓を核として結ばれた交友関係の一つ、あるいはその仲間意識を「墓友」と呼んだことに始まる（エンディングセンターが商標登録し、10年以上が経つ）。今ではマスコミを通じて広まっている。

無縁社会と言われ、家族機能が弱体化し、家族だけでは介護や看取り、死後の葬送を担うことが難しい社会で、家族を超えて結ばれる「ゆるやかな共同性」が特徴で、エンディングセンターの理念を具現化したものである。

同じ墓を核とした人々の絆とそこから生まれる信頼、「お互いさま」の助け合いの精神は、今話題のソーシャルキャピタル（社会関係資本）に通じるものがある^[1]。