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外交部駐香港特派員公署

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中華人民共和国外交部駐香港特別行政区特派員公署(ちゅうかじんみんきょうわこくがいこうぶ・ちゅホンコンとくべつぎょうせいくとくはいんこうしょ、中国語: 外交部駐港特派員公署英語: Office of The Commissioner of The Ministry of Foreign Affairs of The People's Republic Of China in The Hong Kong Special Administrative Region)は香港返還直後の1997年7月2日に設置され、香港基本法13条に基づき、香港外交事務を執り行う中央政府(外交部)の出先機関である。所在地は中環堅尼地道42号(セントラルの山側)。

公署があるビル

外交部駐香港特派員

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責任者は、外交部駐香港特派員(以下、特派員)である。特派員は副部長クラスに位置づけられる。ほか、2名の副特派員がおり、局長、第三国の総領事クラスである。

歴代特派員
  • 馬毓真(1997年7月-2001年4月):元中国駐英国大使、元国務院新聞弁公室副主任
  • 吉佩定(2001年4月-2003年7月):元外交部副部長
  • 楊文昌(2003年8月-2006年2月):元外交部副部長
  • 呂新華(2006年2月-2012年4月):元外交部副部長
  • 宋哲(2012年4月-2017年6月):元国務院弁公庁局長、元EU特命全権大使,後任国務院港澳事務弁公室副主任
  • 謝锋(2017年6月-2021年1月):前中国駐インドネシア大使,後任外交部副部長
  • 劉光源(2021年5月-):前中国駐ポーランド大使[1]

内部組織

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  • 弁公室:事務管理および典礼を管轄する。
  • 政策研究室:香港基本法に基づく、香港と外国および国際組織との関係について研究を行う。
  • 国際組織部:香港による国際組織や国際会議への加盟や、国際組織による香港での会議の開催、代表部の設置、要人の訪問への対応を管轄する。
  • 条約法律部:二国間および多国間条約の法的問題を管轄する。
  • 領事部:ビザ発給業務と、外国の駐香港領事館などに関する事務、海外での香港人に対する領事業務を管轄。中国大陸住民のパスポート、台湾同胞証(「台灣居民來往大陸通行證」、台湾人向けの事実上のビザ)に関する事務も管轄。(申請は旅行代理店を経由する必要がある。以前は湾仔の華潤ビルの事務所で個人の申請も受け付けていた。一時期取りやめていたが、現在は不明。)
  • 新聞及公共関係部:マスコミへの情報提供や、その中国本土での取材申請の審査、香港メディアによる本土指導者への取材の手配を請け負う。

脚注

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  1. ^ 新華社:中央任命劉光源接替謝鋒出任外交部駐港特派員 - RTHK” (中国語). news.rthk.hk. 2021年5月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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