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多久弘一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

多久 弘一(たく ひろいち、1921年 - 没年不詳。近著[要文献特定詳細情報]によれば故人との由)は、日本中国文学者代々木ゼミナール漢文科講師( - 2002年3月)。

経歴

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佐賀県に生まれる。1939年、戦前の漢文の専門学校の名門であった大東文化学院を卒業後、中国に20年余り在住する。その期間に北京大学に留学、同大学卒業後、旧制奉天第一中学校に勤務する。終戦時、国立瀋陽医学院(旧・満州医科大学)東洋医学研究所、岡西為人博士のもとで留用日僑となる。帰国後、大学・高校勤務を経て、代々木ゼミナール漢文の講師となる。2002年3月、代々木ゼミナール校長を退任。

明治以前は多久地方を治めた多久氏一族の末裔である。

著書

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単著

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  • 『一日一言』(鶴書房、1961年)
  • 『一日一詩』(鶴書房、1964年)
  • 『唐詩新釈』(明治書院、1969年)
  • 『走りつづけた蒸気機関車』写真:野島富三郎(新樹社、1971年)
  • 『漢文解釈の公式』(明治書院、1972年/新版 1988年)
  • 『多久の漢文公式』(代々木ライブラリー、1980年)
  • 『多久の漢文王国』(代々木ライブラリー、1981年)
  • 『故事 馬百話 ― 多久の馬風流譚』(蒼洋社、1985年/筑摩書房(ちくま文庫)、1996年)
  • 『多久漢文講義の実況中継』(語学春秋社、1987年)
  • 『多久の漢文公式110』(代々木ライブラリー、1988年)
  • 『得点アップ漢文演習25』(代々木ライブラリー、改訂版 1990年)
  • 『多久の漢文教室: 故事成語で学ぶ』(代々木ライブラリー、1990年)
  • 『故事成語で中国を読む』(筑摩書房(ちくまプリマーブックス)、1997年)
  • 『漢文楽話』(筑摩書房(ちくま文庫)、1999年)※「多久の漢文王国」の新装版
  • 『多久ノロジィ: ヒューマン漢字一字一会』(英潮社、2005年)

共著

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  • 瀬戸口武夫共著)『漢文解釈辞典』 (角川書店、1979年 / 新版 国書刊行会、1998年)
  • 朝野芭莟共著)『わかる古文・漢文文法 (ビーコン基礎)』 (三省堂、1983年)
  • 辛島驍共著)『十八史略詳解 (上)』(明治書院、1959年 /新装版 2004年)
  • (辛島驍共著)『十八史略詳解 (下)』 (明治書院、1959年 /新装版 2004年)
  • (辛島驍共著)『新十八史略詳解』 (明治書院、1959年 /改訂新版 1989年)

翻訳など

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  • 『中国怪談奇談集』(Ribun books里文出版、2002年)