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多田雄一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

多田 雄一(ただ ゆういち、1963年-)は、日本農学者東京工科大学教授。博士(農学)東京大学・1992年)。専門分野は、育種学、植物分子育種学、植物バイオテクノロジーなど。

経歴

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1963年千葉県生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了後、三井東圧化学(現三井化学)ライフサイエンス研究所研究員を経て、三井業際植物バイオ研究所研究員、茨城大学農学部非常勤講師、三井化学ライフサイエンス研究所主任研究員、新エネルギー産業技術総合開発機構主査を歴任[1][2]。その後、東京工科大学バイオニクス学部准教授に就任し、同大応用生物学部准教授を経て、同大応用生物学部教授。遺伝子組み換えによる植物の品種改良を研究しており、具体的には主にマングローブの耐塩性を研究している[3]2008年には、マングローブ樹種のオヒルギから耐塩性遺伝子を発見し、同遺伝子の他植物への移植による耐塩性付加に成功した[4]1992年東京大学より博士(農学)の学位を取得、学位論文の題は「イネ育種のための組換えDNA技術の確立」[5]

略歴

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著書

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  • 『環境バイオテクノロジー』三恵社、2009年5月。ISBN 4-8836-1469-7全国書誌番号:21609108 
  • 『環境バイオテクノロジー』(改訂版)三恵社、2011年2月1日。ISBN 978-4883618224全国書誌番号:21894916 
  • 『植物細胞遺伝子工学 = Plant cell and genetic engineering』三恵社、2014年2月。ISBN 9784864871792全国書誌番号:22382881 

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 参考:東京工科大学教員紹介 多田 雄一”. 東京工科大学. 2016年4月13日閲覧。
  2. ^ 参考:東京工科大学 教員業績”. 東京工科大学. 2016年4月13日閲覧。
  3. ^ 参考:植物の持つ力を暮らしや地球環境に役立てたい”. 大学の学びはこんなに面白い. 東京工科大学. 2016年4月13日閲覧。
  4. ^ 参考:“塩水で育つ植物開発 東京工科大 耐塩性の遺伝子発見”. 日経産業新聞: p. 9. (2008年10月8日). http://netplus.nikkei.co.jp/ssbiz/sspickup/20081008/200081008_5.html 2016年4月13日閲覧。 
  5. ^ 多田 雄一 (1992-12-24). イネ育種のための組換えDNA技術の確立. 博士論文(乙第11001号); 学位:博士 (農学). 東京大学. NAID 500000109538. 請求番号 UT51-94-P340. https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000273852-00