大下大蔵
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大下 大蔵(おおしも だいぞう、1894年(明治27年)3月27日[1] - 1979年11月6日)は、日本の実業家。フマキラー創業者。
経歴
[編集]広島県安佐郡祇園町(現・広島市安佐南区祇園)出身。力三郎の二男[1]。
1923年、殺虫剤「強力フマキラー液」を創製、翌1924年、祇園町に「大下回春堂」(現・フマキラー)を創業。同年専売特許に成功し、戦前までに国内のみならず欧米諸国にも市場を拡げ、上海に工場を設置するなど同社を躍進させた。戦後1950年、一子・俊治の社長就任で会長に退いた。
人物
[編集]広島市の老舗百貨店「福屋」や、大下学園(大下学園女子短期大学・大下学園祇園高校)も一族の経営であった。ただし後者は経営権を他社へ移譲し、現在は大下家との関係はなくなっている。
脚注
[編集]- ^ a b c d 『大衆人事録 全国篇 第12版』広島6頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年8月3日閲覧。
参考文献
[編集]- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 全国篇 第12版』帝国秘密探偵社ほか、1937年。