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大串和雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大串 和雄(おおぐし かずお、1957年 - )は、日本の政治学者東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は、政治学ラテンアメリカ現代政治研究。特にラテンアメリカにおける軍部、左翼思想など。

来歴

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東京都立青山高等学校東京大学法学部卒業。同大学大学院博士課程修了。1990年法学博士。論文の題は「ペルーにおける軍と革命 -1968-76年の軍事政権を中心として- 」[1]山形大学人文学部講師・助教授、国際基督教大学教養学部准教授・教授を経て、1999年より現職。

私生活では元看護士のペルー人の妻と二人の娘がいる。

社会的活動・学会活動

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受賞

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  • 大平正芳記念賞(1994年)(『軍と革命―ペルー軍事政権の研究』)

著書

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単著

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共編著

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  • 坂本義和)『地球民主主義の条件――下からの民主化をめざして』(同文舘出版, 1991年)
  • 城山英明)『政治空間の変容と政策革新(1)政策革新の理論』(東京大学出版会, 2008年)

論文

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  • 「軍政下における軍内の政治力学――ペルーの『軍革命政府』の事例(1968-1976年)」『國家學會雑誌』97巻1・2号(1984年)
  • 「ラテンアメリカ左翼知識人における新しい民主主義論の潮流」『平和研究』12号(1987年)
  • 「ラテンアメリカにおける社会運動の展開――ブラジル、チリ、ペルーを中心にして」『山形大学紀要(社会科学)』21巻2号(1991年)
  • 「ペルー軍の社会学的素描に関する覚書――『ペルー革命』研究の手がかりとして」『山形大学紀要(社会科学)』22巻1号(1991年)
  • ラテンアメリカの新しい社会運動――研究の概観と評価」『アジア経済』32巻4号(1991年)
  • 「南米軍部の国家安全保障ドクトリンと『新専門職業主義』」『国際政治』第98号(1991年)
  • ラテンアメリカ左翼思想の新展開――チリ、ブラジル、ペルーでのインタビューから」『アジア経済』34巻8号(1993年)
  • ラテンアメリカの左翼思想変容の第2段階――チリ、ブラジル、ペルーを中心にして」『アジア経済』35巻12号(1994年)
  • "Las relaciones civico-militares y el futuro de la democracia en America Latina," en Relaciones civico-militares y democracia en America Latina en los anos 90 (Simposio internacional organizado por Sociedad Latino-Americana, 28 de enero, 1994 en Tokio). Tokio: Sociedad Latino-Americana, 30 Sept. 1994, pp. 37-54, con un comentario, p. 68.
  • 「罰するべきか許すべきか――過去の人権侵害に向き合うラテンアメリカ諸国のジレンマ」『社会科学ジャーナル』第40号(1999年)
  • 「世紀転換点のラテンアメリカ政治」清水透編『南から見た世界(5)ラテンアメリカ 統合圧力と拡散のエネルギー』(大月書店、1999年)
  • ペルーの民主主義と有権者の責任」『ラテンアメリカ・レポート』18巻1号(2001年)
  • 「イベロアメリカの自由民主主義、社会民主主義、キリスト教民主主義」日本政治学会編『三つのデモクラシー――自由民主主義・社会民主主義・キリスト教民主主義:年報政治学2001』(岩波書店、2002年)
  • ペルー/真実と正義の忘却の間で」『アジ研ワールド・トレンド』82号(2002年)
  • 「ペルーの人権NGO――その組織と活動」岩村正彦・大村敦編『融ける境 超える法 (I)個を支えるもの』(東京大学出版会、2005年)

その他

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  • フジモリ氏に裁きを!日本ネットワーク編『フジモリ元大統領に裁きを ペルーにおける虐殺の被害者に正義を』現代人文社(GENJINブックレット41)、2004年。

脚注

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  1. ^ 博士論文書誌データベース