大佐渡山地
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大佐渡山地(おおさどさんち)は、佐渡島の北半部を占める地塁山地[1]。南南西から北北東に伸びており、主稜線の標高は約600~1100 m[2]。
中間部には佐渡島最高峰の金北山(1172 m)がある。東向き斜面は西向き斜面に比べ緩傾斜である[2]。冬には、日本海から吹く北西の季節風の影響により積雪がある。
土地利用
[編集]観光
[編集]大佐渡スカイラインが整備され、観光ルートとなっている。沿線には白雲台(展望台)、乙和池、佐渡市営平スキー場などがある。
また、新潟県道81号佐渡縦貫線沿線にはドンデン山やアオネバ渓谷などがある。
このほか、北東部の林道沿いには大佐渡石名天然杉と呼ばれる天然杉の巨木群があり、写真家・天野尚の作品が洞爺湖サミット会場に飾られたことから話題となり、2011年(平成23年)に遊歩道が整備された[4][5]。
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白雲台から眺めた真野湾
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乙和池
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ドンデン山荘ロッジ
脚注
[編集]- ^ 「大佐渡山地」『日本大百科全書(ニッポニカ)』 。コトバンクより2021年9月7日閲覧。
- ^ a b 目代邦康、小泉武栄「佐渡島大佐渡山地稜線における裸地、草地の分布とその成立環境」『季刊地理学』第59巻第4号、2007年、205-213頁、doi:10.5190/tga.59.205。
- ^ 安田初雄「大佐渡山地の放牧」『福島大学学芸学部論集』第7巻、1956年、1-8頁。
- ^ “大佐渡石名天然杉 ガイドマップ”. 新潟県佐渡地域振興局 農林水産振興部. 2021年9月7日閲覧。
- ^ “新潟・佐渡市―仁王立ち、荒海の巨木杉、トレッキングで原生林体験”. 日本経済新聞: p. 7 夕刊. (2011年9月28日)