大塚直
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大塚 直(おおつか ただし、1958年11月23日 - )は、日本の法学者。専門は、民法・環境法。早稲田大学法学学術院・大学院法務研究科教授。刑法学者・大塚仁の息子。新司法試験考査委員(環境法)。愛知県出身。
略歴
[編集]- 1980年10月 司法試験合格
- 1981年3月 東京大学法学部卒業
- 1981年4月 東京大学法学部助手
- 1986年4月 学習院大学法学部助教授
- 1988年9月 カリフォルニア大学バークレー校ロースクール客員研究員(1990年9月まで)
- 1993年4月 学習院大学法学部教授
- 2001年4月 早稲田大学法学部教授
- 2004年4月 早稲田大学大学院法務研究科教授
研究テーマ
[編集]- 不法行為法
- 環境法に関する諸問題
- 差止法理
社会的活動
[編集]環境法政策学会常任理事、日本土地環境学会常務理事、環境経済・政策学会理事、環境省中央環境審議会委員(総合政策部会、廃棄物リサイクル部会、環境保健部会、地球環境部会、水環境部会、土壌農薬部会、野生生物部会、総合政策・地球環境合同部会)、経済産業省産業構造審議会臨時委員、内閣府総合規制改革会議環境ワーキング・グループ専門委員、東京都環境審議会臨時委員、東京都環境影響評価審議会委員、国土交通省社会資本整備委員会臨時委員、新司法試験考査委員などを歴任。
家族
[編集]刑法学者の大塚仁(名古屋大学名誉教授)は父親。弁護士兼民法学者の大塚錥子(朝日大学名誉教授)は母親。
著書
[編集]- 『土壌汚染と企業の責任』(編著、有斐閣、1996年)
- 『増刊ジュリスト新世紀の展望2 環境問題の行方』(編著、有斐閣、1999年)
- 『環境法入門』(共著、日本経済新聞社、2000年)
- 『循環型社会 科学と政策』(共著、有斐閣、2000年)
- 『環境法学の挑戦』(編著、日本評論社、2001年)
- 『企業のための環境法』(共著、有斐閣、2002年)
- 『「土壌汚染対策法」のすべて』(単著、化学工業日報社、2003年)
- 『地球温暖化をめぐる法政策』(編著、昭和堂、2004年)
- 『要件事実論と民法学との対話』(共著、商事法務、2005年)
- 『環境法ケースブック(第2版)』(共著、有斐閣、2009年)
- 『社会の発展と権利の創造:民法・環境法学の最前線』(共著、有斐閣、2012年)
- 『環境と社会』(共著、放送大学教育振興会、2015年)
- 『環境法判例百選[第3版]』(共著、有斐閣、2018年)
- 『環境法(第4版)』(単著、有斐閣、2020年)
- 『環境法BASIC(第3版)』(単著、有斐閣、2021年)
論文
[編集]- 「生活妨害の差止めに関する基礎的考察 - 物権的妨害排除請求と不法行為に基づく請求との交錯1 - 8」(法学協会雑誌103巻4、6、8、11号、104巻2、9号、107巻3、4号、1986 - 1990年)
- 「環境賦課金 - 環境保護のための間接的(経済的)手法1 - 6」(ジュリスト979、981、983 - 986、987号、1991年)
- 「米国のスーパーファンド法の現状とわが国への示唆1 - 4」(NBL562、563、568、569号、1995年)
- 「廃棄物減量・リサイクル政策の新展開1 - 4」(NBL576、582、629、631号、1995年、1997年)
- 「水俣病判決の総合的検討1 - 5」(ジュリスト1088、1090、1093、1094、1097号、1996年)
- 「政策実現の法的手段」(『環境影響評価法実務』信山社、2000年)
- 「市街地土壌汚染浄化をめぐる新たな動向と法的論点1 - 3」(自治研究75巻10、11号、76巻5号、1999 - 2000年)
脚注
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