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大壱夏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大 壱夏(だい いちか、生没年不詳)は、渤海国王族。第2代王・大武芸の伯・叔父の子[1]

人物

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大武芸726年に、黒水靺鞨入唐使が渤海に通告することなく、領内を通過したことに端を発して、同母弟大門芸と黒水靺鞨の征討をめぐって対立し、大門芸に代えて「従兄大壱夏」に黒水靺鞨征討軍を統率させている[1]

また、この大壱夏が「従兄」と記されていることは、大壱夏が大武芸の伯・叔父の子であることを意味するため、この伯・叔父が初代王・大祚栄の弟である大野勃と考えられないこともないが、「伯・叔父」の実名は伝わらず具体的な関係は不明である[1]

脚注

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  1. ^ a b c 酒寄雅志『渤海と古代の日本』校倉書房、2001年3月、164頁。ISBN 978-4751731703