大庭雅
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生誕 |
1995年8月8日(29歳) 愛知県常滑市 | |||||||||
出身地 | 愛知県瀬戸市 | |||||||||
身長 | 161 cm | |||||||||
出身校 | 中京大中京高校、中京大学 | |||||||||
選手情報 | ||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||
コーチ |
門奈裕子 堀江里奈 大島悠 | |||||||||
所属クラブ | 東海東京フィナンシャル・ホールディングス | |||||||||
開始 | 2005 | |||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||
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大庭 雅(おおば みやび、英語: Miyabi Oba、1995年8月8日 - )は、日本のフィギュアスケート選手(女子シングル)。愛知県瀬戸市出身。中京大学附属中京高等学校卒業。中京大学スポーツ科学部卒業。東海東京証券をスポンサーとしたスポンサー契約を締結。東海東京フィナンシャル・ホールディングス社員として競技を続行中[1]。
2014年ニース杯2位。2014年ガルデナスプリング杯2位、2013年トリグラフ杯2位。
経歴
[編集]中京大学附属中京高等学校卒業。中京大学スポーツ科学部卒業。4歳から10歳まで器械体操を習っていたため、フィギュアを始めたのは10歳からとかなり遅いスタートであった[2]。
2009-10シーズン、全日本ジュニア選手権に初めて出場し9位となる。2010年-11シーズン、ニース杯で7位、2回目の出場となった全日本ジュニア選手権で3位入賞する。初出場となった同年の全日本選手権では8位に入り、翌年の世界ジュニア選手権では8位に入った。
2011-12シーズン、ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、JGPボルボ杯で7位となる。全日本ジュニア選手権では5位、2回目の出場となった全日本選手権では13位となる。2012-13シーズン、JGPボスポラスで4位、JGP B.シュベルター杯では2位入賞し国際スケート連盟の公式大会で初めて表彰台に立つ。その後、全日本ジュニア選手権で6位、全日本選手権で11位となる。シーズンの締め括りとなったトリグラフトロフィーでは2位入賞する。
2013-14シーズン、JGPバルティック杯で4位、JGPタリン杯で3位に入る。全日本選手権では10位となり、シーズン終盤のガルデナスプリング杯では2位入賞する。
2014-15シーズン、初戦のニース杯で2位入賞。ISUグランプリシリーズのGPロステレコム杯に出場し6位に入る。全日本選手権では12位となり、ユニバーシアードでは7位となる。
2015-16シーズン、全日本選手権で17位となる。
2016-17シーズン、全日本選手権で13位となる。
2018-19シーズン、昨シーズン出場できなかった全日本選手権に出場し19位となる。全日本選手権への出場は8回目。
2019〜2020シーズン、 第88回全日本フイギュアスケート選手権に出場 ショートプログラムでまさかの2度の転倒があり28位に沈みSPでまさかの脱落となった インタビューでは必死に涙を堪えていた
技術・演技
[編集]アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。特にサルコウやループなどのエッジジャンプを得意としており、短い助走からトリプルジャンプを実施することができる。また、コンビネーションのセカンドジャンプにトリプルトウループ、トリプルループを両方跳ぶことができる。トリプルアクセルも練習では成功させており、競技に組み込むこともある。2013年の全日本選手権のFSではトリプルアクセルに挑戦したが回転不足で転倒した[3]。
試合で実施する主なコンビネーションはトリプルサルコウ・トリプルトウループやダブルアクセル・トリプルループなどである。
2011年全日本選手権のショートプログラムでは、解説の八木沼純子に「助走から直ぐジャンプに移って飛べる選手なので、スケーティングの合間にジャンプが入ってくるという感じで、繋ぎに乱れがなく、止まることがなく、最後までスムースに流れの中でジャンプを跳んでいる。」 と評された。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2009-10 | 10-11 | 11-12 | 12-13 | 13-14 | 14-15 | 15-16 | 16-17 | 17-18 | 18-19 | 19-20 | 20-21 | 21-22 | 22-23 | 23-24 | 24-25 |
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全日本選手権 | 8 | 13 | 11 | 10 | 12 | 17 | 13 | 19 | 28 | 19 | 20 | 21 | 21 | |||
GPロステレコム杯 | 6 | |||||||||||||||
ユニバーシアード | 7 | |||||||||||||||
ニース杯 | 7 | 2 | ||||||||||||||
ガルデナスプリング杯 | 2 | |||||||||||||||
トリグラフ杯 | 2 | |||||||||||||||
世界Jr.選手権 | 8 | |||||||||||||||
全日本Jr.選手権 | 9 | 3 | 5 | 6 | ||||||||||||
JGPタリン杯 | 3 | |||||||||||||||
JGPバルティック杯 | 4 | |||||||||||||||
JGP B.シュベルター杯 | 2 | |||||||||||||||
JGPボスポラス | 4 | |||||||||||||||
JGPボルボ杯 | 7 |
- J - ジュニアクラス
詳細
[編集]2024-2025 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2024年12月19日 - 22日 | 第93回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 20 57.03 |
21 106.16 |
21 163.19 |
2023-2024 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2023年12月20日 - 24日 | 第92回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 24 50.80 |
21 99.23 |
21 150.03 |
2022-2023 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2022年12月21日 - 25日 | 第91回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 13 59.77 |
21 100.17 |
20 159.94 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2021年12月22日 - 26日 | 第90回全日本フィギュアスケート選手権(さいたま市) | 24 55.69 |
18 109.27 |
19 164.96 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2019年12月19日 - 22日 | 第88回全日本フィギュアスケート選手権(東京) | 28 45.33 |
- | 28 45.33 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年12月20日 - 24日 | 第87回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 15 57.08 |
20 100.71 |
19 157.79 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年12月22日 - 25日 | 第85回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 10 59.19 |
13 106.26 |
13 165.45 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年12月24日 - 27日 | 第84回全日本フィギュアスケート選手権(札幌) | 22 49.52 |
16 103.89 |
17 153.41 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年2月4日 - 14日 | ユニバーシアード冬季競技大会(グラナダ) | 7 49.71 |
6 98.98 |
7 148.69 |
2014年12月25日 - 28日 | 第83回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 18 51.21 |
10 105.14 |
12 156.35 |
2014年11月14日 - 16日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 10 46.76 |
5 107.81 |
6 154.57 |
2014年10月15日 - 19日 | 2014年ニース杯(ニース) | 5 46.57 |
2 109.11 |
2 155.68 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年3月28日 - 30日 | 2014年ガルデナスプリング杯(ガルデナ) | 2 53.70 |
1 108.78 |
2 162.48 |
2013年12月20日 - 23日 | 第82回全日本フィギュアスケート選手権(さいたま) | 10 55.07 |
13 102.10 |
10 157.17 |
2013年10月9日 - 13日 | ISUジュニアグランプリ タリン杯(タリン) | 2 57.51 |
6 94.62 |
3 152.13 |
2013年9月18日 - 22日 | ISUジュニアグランプリ バルティック杯(グダニスク) | 7 44.42 |
2 102.44 |
4 146.86 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年3月27日 - 31日 | 2013年トリグラフトロフィー(ブレッド) | 2 54.63 |
2 96.02 |
2 150.65 |
2012年12月20日 - 24日 | 第81回全日本フィギュアスケート選手権(札幌) | 23 42.23 |
10 101.66 |
11 143.89 |
2012年11月16日 - 18日 | 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(西東京) | 2 56.61 |
12 87.40 |
6 144.01 |
2012年11月1日 - 4日 | 第28回西日本フィギュアスケートジュニア選手権(福岡) | 2 55.81 |
5 102.74 |
2 158.55 |
2012年10月10日 - 14日 | ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯(ケムニッツ) | 5 51.49 |
2 93.02 |
2 144.51 |
2012年9月19日 - 23日 | ISUジュニアグランプリ ボスポラス(イスタンブール) | 4 49.16 |
4 89.37 |
4 138.53 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年12月22日 - 25日 | 第80回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 13 48.26 |
10 98.57 |
13 146.83 |
2011年11月25日 - 27日 | 第80回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(八戸) | 6 49.34 |
4 98.68 |
5 148.02 |
2011年11月3日 - 6日 | 第28回西日本フィギュアスケートジュニア選手権(京都) | 21 40.18 |
3 97.59 |
5 137.77 |
2011年8月31日 - 9月3日 | ISUジュニアグランプリ ボルボ杯(リガ) | 14 35.97 |
6 86.69 |
7 122.66 |
2010-2011 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2011年2月28日-3月6日 | 2011年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(江陵) | 1 91.84 |
6 51.82 |
7 96.80 |
8 148.62 |
2010年12月24日-27日 | 第79回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | - | 8 51.54 |
8 98.93 |
8 150.47 |
2010年11月26日-28日 | 第79回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(ひたちなか) | - | 7 45.18 |
2 99.03 |
3 144.21 |
2010年11月4日-7日 | 第27回西日本フィギュアスケートジュニア選手権(福岡) | - | 4 45.80 |
2 94.59 |
2 140.39 |
2010年10月13日-17日 | 2010年ニース杯(ニース) | - | 4 48.00 |
7 86.45 |
7 134.45 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2009年11月21日 - 23日 | 第78回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(横浜) | 16 41.72 |
7 81.21 |
9 122.93 |
2009年10月30日 - 11月1日 | 第26回西日本フィギュアスケートジュニア選手権(倉敷) | 19 36.36 |
3 82.15 |
4 118.51 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2022-2023 | Send In The Clowns 曲:スティーヴン・ソンドハイム 振付:大庭雅 |
テレビドラマ「医龍-Team Medical Dragon-」より Aesthetic 曲:澤野弘之 振付:大庭雅、安藤美姫 |
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2021-2022 | 映画『タイタニック』より 作曲:ジェームズ・ホーナー 振付:安藤美姫 |
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2020-2021 | |||
2019-2020 [4] |
『リバーダンス』より 「ファイアーダンス」 作曲:ビル・ウィーラン 振付:安藤美姫 |
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2018-2019 | テレビドラマ『エデンの東』より 作曲:リー・ホールドリッジ 振付:安藤美姫 |
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2017-2018 | ガブリエルのオーボエ 映画『ミッション』より 振付:安藤美姫 |
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2016-2017[5] | 映画『ナルニア国物語』より 振付:宮本賢二 |
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2015-2016 | Resphoina 作曲:久石譲 振付:宮本賢二 |
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2014-2015 | レ・ミゼラブル 作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク 振付:宮本賢二 |
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2013-2014 | テンペスト 作曲:ガエターノ・プニャーニ、フリッツ・クライスラー 振付:宮本賢二 |
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2012-2013 | 火の鳥 作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー 振付:宮本賢二 |
グッド・タイム ボーカル:アウル・シティ&カーリー・レイ・ジェプセン | |
2011-2012 | だったん人の踊り 作曲:アレクサンドル・ボロディン 振付:宮本賢二 |
Shall we dance? 作曲:リチャード・ロジャース | |
2010-2011 | リバティ・ファンファーレ 作曲:ジョン・ウィリアムズ 振付:荻山華乃 | ||
2009-2010 | バタフライ・ラヴァーズ 作曲:何占豪、陳鋼 |
脚注
[編集]- ^ 大庭 雅選手(フィギュアスケート)のスポンサー契約および採用内定のお知らせ東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社 2017年10月2日
- ^ 11月24日放送「全日本ジュニアに向けて 大庭雅選手」中京テレビ 2010年11月24日
- ^ http://www.jsfresults.com/National/2013-2014/fs_j/nationals/data0205.pdf
- ^ “フジテレビスケート 注目選手紹介 大庭雅”. 2019年12月21日閲覧。
- ^ フィギュアスケート、今季の飛躍が期待されるシニア女子選手【前編】憧れの安藤美姫の振付で勝負をかける大庭雅