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大懐徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大 懐徳
各種表記
日本語読み: だい かいとく
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大 懐徳(だい かいとく、生没年不詳)は、靺鞨族出身の高麗軍人渤海国滅亡後、高麗帰化していた。第二次高麗契丹戦争中国語版の際の郭州の攻防戦において戦死[1]

人物

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第二次高麗契丹戦争中国語版の際、西京の防衛に従事したが、保身をはかる同僚に欺かれて契丹軍投降した大道秀は、『遼史』に「高麗礼部郎中渤海陀失」と記録されており、明らかに渤海国の遺民であるが、大懐徳も同様とみられる[1]

大道秀の肩書は、『遼史』には「礼部郎中」という文官として登場するが、高麗側の記録が伝える「中郎将」、そして「将軍」という武官を採るべきであり、最初から武官を本来の肩書として帯びた武臣とみられ、大懐徳も同様であり、高麗はじめの大氏は文臣より劣る武臣の地位であると判断される[1]

脚注

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  1. ^ a b c 北村秀人『高麗時代の渤海系民管見』大修館書店月刊しにか〉、1998年9月、71-75頁。