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大枝総成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
大枝総成
時代 平安時代初期
生誕 不明
死没 不明
官位 従四位上伊予守
主君 嵯峨天皇淳和天皇仁明天皇
氏族 大枝氏
父母 父:大枝継吉
兄弟 総成、氏子
氏雄、告子
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大枝 総成(おおえ の ふさなり)は、平安時代初期の貴族鋳銭長官大枝継吉の子。官位従四位上伊予守

経歴

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嵯峨朝弘仁10年(819年従五位下叙爵する。

淳和朝天長3年(826年)従五位上に昇叙されると、翌天長4年(827年正子内親王の立后に伴って、正五位下皇后宮亮に叙任される。同年8月には典侍継子女王の禁中の宿所の板敷の下に生育していた芝草(霊芝)4株を天皇に献上したている[1]。天長10年(833年)にも従四位下に叙せられており、淳和朝で順調に昇進を果たした。

仁明朝では承和5年(838年)従四位上、承和6年(839年刑部大輔に叙任されている。承和7年(840年)伊予守として地方官に転じた。

官歴

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六国史』による。

系譜

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  • 父:大枝継吉[2]
  • 母:不詳
  • 生母不明の子女
    • 男子:大江氏雄[2]
    • 男子:大江告子[2]

脚注

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  1. ^ 『日本後紀』天長4年8月16日条
  2. ^ a b c 宝賀[1986: 1011]

参考文献

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  • 森田悌『日本後紀 (中)』講談社講談社学術文庫〉、2006年
  • 森田悌『日本後紀 (下)』講談社〈講談社学術文庫〉、2007年
  • 森田悌『続日本後紀 (上)』講談社〈講談社学術文庫〉、2010年
  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年