大澤映二
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大澤 映二(おおさわ えいじ、1935年[1] (昭和10年)6月9日 - )は日本の化学者。株式会社ナノ炭素研究所取締役社長。1970年にフラーレン分子の存在を予想したことで知られる[2][3]。
経歴
[編集]富山県出身[1]。1960年に京都大学大学院工学研究科修士課程を修了後、帝国人造絹糸株式会社に入社する[4]。1964年に京都大学に戻り、吉田教授の下、工学博士号を得る。
その後ウィスコンシン大学、プリンストン大学、ニューヨーク州立大学ストーニブルック校で3年間のポスドク後、1970年に北海道大学理学部化学第二学科の助教授に就任。1991年豊橋技術科学大学工学部知識情報工学系教授、2001年定年退職。同年に有限会社ナノ炭素研究所を設立。その後株式会社ナノ炭素研究所となり現在同社取締役社長。
参考文献
[編集]- ^ a b Hargittai, I.; Harigittai, M. (2000). “Eiji Osawa”. Candid science: conversations with famous chemists. World Scientific. pp. 308–22. ISBN 1-86094-151-6
- ^ Kagaku 25: 854–863. (1970).
- ^ Yoshida, Z.; Osawa, E. (1971). Aromaticity. Chemical Monograph Series 22. Kyoto: Kagaku-dojin. pp. 174–8
- ^ “ナノダイヤモンドの新たな世界を拓く~ナノ粒子の分散化~”. Japan Nanonet Bulletin 第108号 (2006年3月8日). 2010年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月4日閲覧。