大統領綬
表示
大統領綬(だいとうりょうじゅ, 英: Presidential sash)は、大統領が儀式などで着用する勲章型の記章。
太い帯(綬)を肩から襷掛けする。中南米の国で特に多く見られる。綬は現職の大統領のみが着用可能で、君主制国家における王冠と似た性格を持つ。現職の大統領が退任する際には、綬を後任の者に就任式などで引き継ぐ。通常は国旗と似たデザインで、胸の中心に国章や大統領章を付けたものが多い。右肩から左腰に掛けるのが一般的である。
ギャラリー
[編集]-
クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル アルゼンチン大統領(2007年)
-
フリオ・マリア・サンギネッティ ウルグアイ大統領(2期目)
-
パトリシオ・エイルウィン チリ大統領(1990年)
-
ペドロ・パブロ・クチンスキ ペルー大統領(2016年)
-
エンリケ・ペーニャ・ニエト メキシコ大統領(2013年)
関連項目
[編集]- オイギンス・ピオシェ - チリ大統領綬に付属する星型の記章
- リベリーカラー - 欧米で公職者の権威を表したり、協会などの所属を示す首飾り
- レジオンドヌール勲章頸飾 - レジオンドヌール勲章の最高等級で、フランス大統領のみが着用する。権限移譲式で授与される。