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大鏑神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大鏑神社

大鏑神社

地図
所在地 福島県郡山市熱海町安子島字町164
位置 北緯37度28分33秒 東経140度18分23.2秒 / 北緯37.47583度 東経140.306444度 / 37.47583; 140.306444
主祭神 大山咋神天知迦流美豆比売神
創建 天養元年(1144年
例祭 4月9日10月第2土曜日
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大鏑神社(おおかぶらじんじゃ)は福島県郡山市熱海町にある神社である。元日や4月と10月の例大祭で奉納される神楽氏子らにより保存会が設立され、当神社だけでなく、郡山市内や周辺各地の神社のなどでも奉納される[1][2]

歴史

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寛治3年(1089年)、後三年の役安倍貞任を討つため[3][4]安積地方を通りかかった源義家は、この地で大蛇が暴風雨を起こして農民が困っているのを知り、家臣の鎌倉権五郎景政に大蛇の退治を命じた。景政は五本の鏑矢を射て、一本目が竹ノ内在家、二本目が安子嶋村、三本目が早稲原村、四本目が福原村(郡山市富久山町豊景神社周辺)、五本目が船津村(郡山市湖南町)に落ちた[5]。そして、そのうちの一本が大蛇の頭に当たり、大蛇はのたうち回りながら舟津で力尽きた[3]とも、雲の上から福原(蛇壇の碑付近)に落ちた[5]とも言う。

その後の天養元年(1144年)、安積郡の農民が景政に感謝し、二本目の鏑矢が落ちた地で「御霊宮」を建ててその霊を合祀して村内安全を祈ったのが始まり[3]

神楽

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元日の元旦祭や4月9日10月第2土曜日の例大祭で神楽殿にて演じられる。演目は以下21座。

  • 清祓の舞
  • 天地開闢の舞
  • 玉鉾の舞
  • 四方堅の舞
  • 御神囃の舞
  • 扇の舞
  • 太刀舞
  • 榊舞
  • 白杖
  • 四神祭
  • 思兼神
  • 灯明
  • 磐戸
  • 天狐
  • 大散供
  • 稲刈
  • 餅搗
  • 事代主の舞
  • 諏訪鹿島の舞
  • 倭姫の舞
  • 大平の舞

交通

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脚注

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  1. ^ 活動内容 | 大鏑神社十二神楽保存会
  2. ^ 「さくらまつり」のご案内(4月3日 - 4月24日)|新着情報一覧|東北のお伊勢さま|開成山大神宮
  3. ^ a b c 神社由緒より
  4. ^ 安倍貞任の討伐は永承6年(1051年)から康平5年(1062年)にかけての前九年の役であり、伝承が誤っている可能性あり
  5. ^ a b 『郡山の伝説』郡山市教育委員会 より

関連項目

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  • 豊景神社 - 伝説で四本目の鏑矢が落ちたとされる場所にて創建

外部リンク

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