大阪わらじの会
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大阪わらじの会(おおさかわらじのかい)は、1963年創立の社会人山岳会。
概要
[編集]沢登り時に使用する「わらじ」が会名に付く、沢登りを主たる活動としている社会人山岳会である。1963年に中庄谷直が設立した。
会設立時から台高山脈の地域研究を開始し、14年後に『台高山脈の谷』上・下を完成させた[1][2]。
出版物
[編集]- 『台高山脈の谷』上 1976年[1]
- 『台高山脈の谷』下 1977年[2]
- 『大峰山脈の谷』1979年[3]
- 会報『溯行』
- 『日本登山大系』10巻(関西・中国・四国・九州の山)の、台高山脈の谷と大滝、大峰山脈の谷、南紀の谷、白山の谷、奥美濃の項[4]。
歴代代表
[編集]- 1963-1976年 中庄谷直
- 1976-1985年 川崎実
- 1987- 吉岡章
会員
[編集]- 中庄谷直(なかしょうやただし) 同会初代代表。『関西周辺の谷』(白山書房)[5]など多数の著書がある。
- 川崎実(かわさきみのる)同会2代目代表。2010年に大峰山脈白川又川で永眠。没後『秘瀑』(山と溪谷社)[6]が出版される。
- 吉岡章(よしおかあきら) 『関西起点沢登りルート100』(山と溪谷社)[7]など著作多数。
- 茂木完治(もてぎかんじ)1973- 同会に所属。『沢登り読本』[8]の著作がある。
- 樋上嘉秀(ひがみよしひで)1989-1998年に同会に所属。『台高の沢』[9]『大峰の沢』[10]『南紀の沢』[11]の著作がある。
- 岩崎慶訓(いわさきよしのり)『日本の登山家が愛したルート50』東京新聞出版局で鈴鹿山脈の滝洞谷を紹介している[12]。
出典
[編集]- ^ a b 台高山脈の谷. 上. 大阪わらじの会. (1976年6月15日発行)
- ^ a b 台高山脈の谷. 下. 大阪わらじの会. (1977年4月1日発行)
- ^ 大峰山脈の谷. 大阪わらじの会. (1979年4月1日発行)
- ^ 柏瀬祐之; 岩崎元郎; 小泉弘 (1982). 日本登山大系. 10巻. 白水社
- ^ 中庄谷直 (1980). 関西周辺の谷. 白山書房
- ^ 川崎実 (2011年8月5日発行). 秘瀑. 山と溪谷社
- ^ 吉岡章 (2011年6月10日発行). 関西起点沢登りルート100. 山と溪谷社
- ^ 茂木完治; 手嶋享 (1991年8月14日発行). 沢登り読本. 東京新聞出版局
- ^ 樋上嘉秀 (2003年5月20日発行). 台高の沢. ナカニシヤ出版
- ^ 樋上嘉秀 (2003年8月20日発行). 大峰の沢. ナカニシヤ出版
- ^ 樋上嘉秀 (2007年5月24日発行). 南紀の沢. ナカニシヤ出版
- ^ 岳人編集部 (2006). 日本の登山家が愛したルート50. 東京新聞出版局