大隅俊平
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大隅 俊平(おおすみ としひら、1932年1月23日 - 2009年10月4日)は、群馬県太田市出身の刀匠。本名は貞男(さだお)。
群馬県新田郡沢野村富沢(現・太田市富沢町)に生まれる[1]。1952年に長野県坂城町の後の人間国宝、宮入行平のもとに入門し、1960年より独立した。1967年に新作名刀展特賞受賞(以降6年連続受賞)、1974年・1976年・1978年の3度「正宗賞」を受賞。1997年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。1999年には紫綬褒章受章。2005年にも旭日中綬章を受章[2]。2009年10月4日、太田市の自宅にて77歳で亡くなった。備中青江派の直刃(すぐは、真っ直ぐな刃文)を研究し[3]、極初期を除き、生涯、玉鋼により直刃の刀剣を造り続けた事でも知られる[4]。
テレビ出演
[編集]- 2005年12月23日 - 『ハイビジョン特集・「伊勢神宮 受け継がれるこころとかたち」』(NHKデジタル衛星ハイビジョン)
- 2010年1月7日 - 『人間国宝~日本が誇る匠の技~「刀剣 大隅俊平の世界」』(BS-TBS)
出典
[編集]- ^ “大隅俊平”. 東文研アーカイブデータベース. 2018年1月16日閲覧。
- ^ 「春の叙勲 中綬章以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2005年4月29日朝刊
- ^ 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus (2015年). “大隅俊平”. コトバンク. 2018年1月16日閲覧。
- ^ “人間国宝の刀匠、大隅俊平さん死去”. 朝日新聞社. (2009年10月5日) 2009年11月14日閲覧。