天下布武〜英雄たちの咆哮〜
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ジャンル | 歴史シミュレーションゲーム |
---|---|
対応機種 | メガCD |
開発元 | ゲームアーツ |
発売元 | ゲームアーツ |
プロデューサー | 宮路洋一 |
ディレクター | 宮路武 |
シナリオ | 上坂哲 |
プログラマー |
大畑和幸 浜田憲一 |
音楽 |
青島伸幸 石母田守 KASS 園田容子 西隆宏 |
美術 |
上村眞理子 毛利彰 |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
『天下布武〜英雄たちの咆哮〜』(てんかふぶ えいゆうたちのほうこう)は、1991年12月28日にメガCD用ソフトとしてゲームアーツから発売された戦国時代が題材のシミュレーションゲーム。
概要
[編集]メガCD本体とほぼ同時期に発売された。ジャケットのイラストは毛利彰。1人プレイ専用。難易度は高いが戦略性の強さから根強い人気を誇る。
シナリオは「群雄割拠(1555年)」「天下布武(1575年)」「本能寺炎上(1582年)」「関ヶ原(1600年)」の4種類があり、好みの人物を選んでゲームを進める。配下武将は大名が与えた知行の範囲で戦力を整えることが可能で、重臣・外様(降伏)大名による軍団で構成される。他の大名に降伏してもゲームを続行でき、謀反を起して再び独立することも可能となっている(降伏大名からスタートする大名もある)。
約1,200人の武将が登場し、武将一人一人に顔のグラフィックスと家紋が充てられている。オープニング・エンディングデモにはメガCDの大容量を生かした実写動画が採用されている。江戸時代前・中期の人物までフォローされ、吉良上野介や浅野内匠頭、原田甲斐や新井白石まで登場する。ただし古い作品だけあり、三河吉良氏の上野介が土佐で登場するなどのミスもある。
スタッフ
[編集]- ディレクター:宮路武
- プログラマー:大畑和幸、浜田憲一
- デモンストレーションプログラマー:上條有
- CGクリエイター:三橋正邦
- グラフィックデザイン:高橋秀信、岡野崇宏、柴川伸行、瀬川佳久、和田明子、佐藤晃子
- テクニカルサポート:小山洋幸、増渕利道
- サウンドプロデュース:笠谷文人
- ミュージック:青島伸幸、石母田守、KASS、園田容子、西隆宏
- MIX:KASS
- ナレーション:佐藤正宏
- ミュージックエディター:国島憲一
- データエディター:岡野崇宏、木下郁
- アートワーク:上村眞理子
- タイトルロゴ:須山卓也
- パッケージイラスト:毛利彰
- テストプレイ:阿部直、小川陽平、岩瀬晃一、柏木朗、金井秀樹
- スプリクタ:上坂哲
- マネージメントディレクター:内田敏幸
- プロデューサー:宮路洋一
- エグゼクティブプロデューサー:松田克弘
移植版
[編集]No. | 発売日 | 対応機種 | タイトル | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 |
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1 | 1995年12月22日 | スーパーファミコン | 戦国の覇者〜天下布武への道〜 | ビッツラボラトリー | バンプレスト | ロムカセット | メガCD版のリメイク |
2 | 2022年10月27日 | メガドライブ ミニ2 | 天下布武〜英雄たちの咆哮〜 | エムツー | セガ | プリインストール | メガCD版の移植 |
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||
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- ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.24点(満30点)となっている[2]。また、同雑誌1993年7月号特別付録の「メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」では、「ゲームアーツの作品らしく、システム面でも細かい点までこだわった作りになっていて、武将の身分や戦闘時の陣形なども細かく設定されている」と紹介されている[2]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 4.15 | 4.14 | 3.54 | 3.79 | 3.86 | 3.76 | 23.24 |
- ゲーム誌『BEEP!メガドライブ』の「ドッグレース」では8・7・8・9の合計32点(満40点)[3]、「読者レース」では9.0125点(満10点)となっている[4]。また、読者投票による「メガドライブ・アカデミー賞」ではシミュレーション部門で1位、サードパーティ作品賞で4位、無差別最優秀作品賞で4位、最優秀演出賞で4位、最優秀音楽賞で6位、最優秀美術賞で5位、最優秀パッケージ賞で4位を獲得している[6]。
- ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年、太田出版)では、「1196人もの武将と、顔CGのデータ量は圧巻」、「大名の石高をベースに兵士の動員数が決まる『知行制』を再現し、負けても『降伏大名』として続けられるシステムが先進的だった」と評している。[5]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “天下布武〜英雄たちの咆哮〜 まとめ [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年2月20日閲覧。
- ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、90頁。
- ^ a b 『BEEP!メガドライブ』1992年2月号、SBクリエイティブ。
- ^ a b 『BEEP!メガドライブ』1992年4月号、SBクリエイティブ。
- ^ a b 「Chapter 04 1991年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、106頁。ISBN 9784872338805。
- ^ a b c d e f g h 『BEEP!メガドライブ』1993年2月号、SBクリエイティブ。
外部リンク
[編集]- 製品情報 | ゲームアーツ
- 天下布武/発売当時回顧 - ウェイバックマシン(2019年3月30日アーカイブ分)-発売当時のゲームレビューを集めたサイト
- メガCD-天下布武