天保山大観覧車
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天保山大観覧車(てんぽうざんだいかんらんしゃ)は大阪市港区の天保山ハーバービレッジにある観覧車である。1997年7月12日開業、高さ112.5m、直径は100mで、一時は世界最大の観覧車であった。株式会社海遊館(旧大阪ウォーターフロント開発)が運営を行っている[1]。
概要
[編集]一周は15分で、生駒山、明石海峡大橋、関西国際空港、六甲山などを眺望する。
翌日の天気予報に合わせ、ライトアップが変わるようになっている。従来は水銀灯とネオン管を利用し、晴れなら赤色、曇りなら緑色、雨なら青色のように照明の色が変わるような演出であったが[2]、2014年12月20日からLEDを導入[3]。LED照明の直接光と間接光を組み合わせる技術で、晴れなら太陽、曇りなら雲、雨なら傘の模様が表示されるなど、より細かい演出ができるようになった[4]。
ゴンドラは全60基。うち4基は床や座席部分が透明な「シースルーキャビン」となっている。また、車いすの利用も可能で、60基のうち3基が入り口の幅が通常より約20センチ広い94センチで、車いすのまま乗り込める仕様となっている[5]。
横浜のコスモクロック21(1989年開業)とは、建設主や直径・定員が同じで、スポークや支柱など外見の構造もほぼ同一の兄弟機となっている。東京・お台場のパレットタウン大観覧車(1999年開業、2022年閉業)は直径は同じであるが、全高は2.5m高くなっている。
歴史
[編集]- 1997年7月12日 - 開業。
- 2000年4月 - 乗客300万人に到達[6]。
- 2002年7月26日 - 乗客500万人突破[7][8]。
- 2008年10月11日 - 乗客1000万人突破[9][10]。
- 2008年11月1日 - 乗客1000万人突破を記念して、「シースルーキャビン」を2基導入[11][12](後に8基に増設)。
- 2014年12月20日 - ライトアップにLED照明を導入[3]。
交通アクセス
[編集]- Osaka Metro中央線大阪港駅より徒歩5分
脚注
[編集]- ^ 大阪ウォーターフロント開発:楽しむ海遊館 大阪市三セク、社名変更 /大阪『毎日新聞(大阪)』2011年09月17日付朝刊、18面
- ^ 天保山大観覧車のライトアップ進化 間接・直接照明組み合わせ『産経新聞(大阪)』2014年11月29日付朝刊
- ^ a b 天保山観覧車 LEDの装い『読売新聞(大阪)』2014年12月21日付朝刊、31面
- ^ ビッグな天気予報 天保山大観覧車『朝日新聞(大阪)』2015年04月09日付朝刊、35面
- ^ 遊園地、もっと優しく 車いすのまま観覧車 【大阪】『朝日新聞』1999年10月25日付朝刊、35面
- ^ 天保山の大観覧車乗客300万人『産経新聞(大阪)』2000年04月08日付朝刊
- ^ [みなと] 世界最大級の大阪の「天保山大観覧車」の搭乗者数が500万人を突破『読売新聞(大阪)』2002年07月26日付夕刊、15面
- ^ 通算搭乗者500万人を突破 天保山大観覧車『産経新聞(大阪)』2002年07月27日付朝刊
- ^ 「天保山大観覧車」1000万人突破/大阪『読売新聞(大阪)』2008年10月11日付夕刊、12面
- ^ 天保山大観覧車、乗客1000万人達成 大阪 /大阪府『朝日新聞(大阪)』2008年10月12日付朝刊、22面
- ^ [みなと] 大阪・天保山大観覧車に全面透明のゴンドラ『読売新聞(大阪)』2008年11月01日付夕刊、13面
- ^ 地上112メートル シースルー『産経新聞(大阪)』2008年11月02日付朝刊、社会面
外部リンク
[編集]- 天保山大観覧車トップページ(泉陽興業)
座標: 北緯34度39分22秒 東経135度25分52秒 / 北緯34.6561657度 東経135.431031度
先代 イーゴス108 |
世界最大の観覧車 1997-1999 |
次代 パレットタウン大観覧車 |