天山文庫
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天山文庫 | |
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施設情報 | |
事業主体 | 川内村 |
開館 | 1966年7月16日[1] |
所在地 |
〒979-1292 福島県双葉郡川内村大字上川内字早渡11-24 |
位置 | 北緯37度20分22.3秒 東経140度48分09.5秒 / 北緯37.339528度 東経140.802639度座標: 北緯37度20分22.3秒 東経140度48分09.5秒 / 北緯37.339528度 東経140.802639度 |
統計情報 | |
蔵書数 | 3,000冊以上[1](2021年時点) |
条例 | かわうち草野心平記念館条例(平成22年3月15日条例第13号) |
公式サイト | http://www.kawauchimura.jp/page/page000108.html |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
天山文庫(てんざんぶんこ)は、福島県双葉郡川内村にある文化施設である[2]。
詩人の草野心平が川内村に蔵書3,000冊を寄贈したことをきっかけに建設された[1]。心平の蔵書を収蔵するほか、設立に協力した文学者らの資料を展示している[2]。他の図書館と同様、本の閲覧や貸出が可能。
概要
[編集]草野心平は福島県出身の詩人で、蛙を題材にした詩を多数作っている[3]。1953年、草野はモリアオガエルの生息地として知られる川内村の平伏沼を訪れる[4]。以後、度々同地を訪ね、村人たちと交流を続ける。1960年、名誉村民になったのをきっかけに、草野の蔵書3000冊が村に寄贈され、文庫の建設が決定した[5]。草野の友人である建築家の山本勝巳が設計を担当し、村人たちの手により建設が進められ、1966年7月16日に落成した[1]。
文庫の設立にあたっては、井上靖、金子光晴、唐木順三、河上徹太郎、川端康成、小林勇、高村豊周、武田泰淳、谷川徹三、中野重治、西脇順三郎、吉田晁、松方三郎、武者小路実篤、村野四郎、山本健吉が天山文庫設立協力委員会発起人となった[6]。
建物は木造・真壁造りで茅葺き屋根の日本建築[1]。毎年7月に、草野を偲ぶための天山祭りが行われる[7]。
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e “かわうち草野心平記念館「天山文庫」”. 川内村公式ホームページ. 川内村. 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b 「天山文庫」『講談社日本の美術館・博物館INDEX』 。コトバンクより2023年12月29日閲覧。
- ^ 「草野心平」『小学館デジタル大辞泉』 。コトバンクより2023年12月27日閲覧。
- ^ 年譜 2010.
- ^ “1966(昭和41)年7月16日 川内で天山文庫落成式 草野心平も感激の涙 「福島県 今日は何の日」”. 福島民報. 2023年7月26日閲覧。
- ^ “かわうち草野心平記念館「天山文庫」”. 川内村公式ホームページ. 川内村 (2017年3月11日). 2023年7月26日閲覧。
- ^ “草野心平を偲ぶ「天山祭り」”. 川内村公式ホームページ. 川内村 (2017年3月15日). 2023年12月29日閲覧。
- ^ a b “天山文庫(福島県川内村(天山文庫))”. 旅東北. 東北観光推進機構. 2023年12月29日閲覧。
- ^ a b “天山文庫”. ふくしまの旅. 福島県観光復興推進委員会. 2023年12月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 「年譜」『草野心平詩集』角川春樹事務所〈ハルキ文庫〉、2010年3月18日、243-253頁。ISBN 978-4758434621。