天津ジャーディン・マセソン商会ビル
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天津ジャーディン・マセソン商会ビル(中国語:天津怡和洋行大楼)は、中国天津市和平区にある歴史的な建築物。かつてはジャーディン・マセソン商会天津支店の社屋だった。1997年より「天津市文物保護建築物」に指定されている。
歴史
[編集]ジャーディン・マセソン商会は1832年に中国の広州(沙面島)で創業。1841年に香港に本社を移転。1843年に上海支店を開設し、翌年にジャーディン・マセソン商会ビルを建設した。
1867年から天津事務所を開設し、華北でも海運業を展開する。この頃、唐廷枢(後に李鴻章の下で洋務運動を推進)が買弁責任者として金銭の管理、物資の購入、海運の開設などを行っていた。
以降、事業規模が拡大し、1881年に天津支店に格上げ。1921年に社屋の「天津ジャーディン・マセソン商会ビル」をイギリス租界地の維多利亜道(現在の解放北路157号)に建設した。
建築
[編集]2階建ての伝統的な洋風建築。入口の左右両方にコリント式の巨柱がある。造りはシンプルだが、室内は豪華な雰囲気に造られた。
その後
[編集]1936年7月1日に徳華銀行天津支店が入居した。現在では、威海市商業銀行などが入居している。
関連項目
[編集]- 旧ジャーディン・マセソン商会ビル・・・ジャーディン・マセソン商会上海支店
- 英一番館・・・ジャーディン・マセソン商会横浜支店
- グラバー商会・・・ジャーディン・マセソン商会長崎代理店