天野忠夫
この記事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2012年8月) |
この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
天野 忠夫(あまの ただお、1956年 - )はミラノを拠点とする日本人のデザイナー。1987年よりイタリアと日本で活動開始。1991年よりStudioTAD (ミラノ)代表。師事したイタリア人建築家やデザイナーの影響で、プロダクト・デザインからインテリア・空間デザイン、景観デザインまで手がける。ローゼンタール社(独)から日本人として初めて[1]陶磁器のシリーズが製品化される。作品はデザイン・ミュージアム(ロンドン)などに展示され、雑誌ドムスで紹介される[2]。空間デザインではミラノサローネでのレクサス展などの展示会・見本市での企画・運営を担当[3]。ミラノ工科大学などで教育活動にも従事[4]。デザイン誌などに寄稿[5]。特にミラノサローネは1987年より継続して視察し、2005年よりミラノサローネの主催者COSMITの日本マーケットPRのコンサルタントを担当[6]。
来歴・人物
[編集]1956年(昭和31年)、山梨県に生まれる。武蔵野美術短期大学デザイン科(工芸デザイン専攻)卒業後、同大学専攻科(工芸デザインコース)終了。モノプロデザイナーズを経て、1997年に渡伊。アンジェロ・マンジャロッティ建築事務所、ロベルト・サンボネ事務所を経て、1991年よりフリーランスデザイナーとしてスツーディオTAD(StudioTAD)をミラノで主宰。範囲はプロダクトデザイン、グラフィック、インテリア、展示会、景観、環境に及び、デザイン・コンサルタント、デザイン・プロデューサーも行なう。
教育にも関与し、ミラノ工科大学、ドムス・アカデミー(伊)や武蔵野美術大学、東京造形大学、SFCなどでワークショップや講義。東京商工会議所などでセミナーもする[7]。2001年にはミラノ工科大学と武蔵野美術大学の姉妹校提携に寄与する[8]。
1990年より日経デザイン誌などに寄稿。その後、継続してイタリア情報を提供[9]。
インテリア・デザインの見本市と言われているミラノサローネは1987年より継続して視察し、2005年よりミラノサローネの主催者COSMITの日本マーケットPRのコンサルタントを担当。日本語HPやポスターを製作[6]。サローネ会期中は見本市会場のインターナショナルPRデスクにStudioTADの日本人スタッフが常駐する。
2010年-2011年に、ミラノで初の日本関連総合イベント、ミ・ジャパン(Mi Japan)を企画・運営する。
略歴
[編集]- 1956年 山梨県に生まれる
- 1977年 武蔵野美術短期大学デザイン科 (工芸デザイン専攻)卒業
- 1978年 同大学専攻科(工芸デザインコース) 終了
- 1978年-1981年 天馬合成樹脂株式会社(現、天馬株式会社)デザイン室勤務
- 1981年-1987年 モノプロデザイナーズ(株)デザイン室勤務
- 1987年 ペルージャ外国人大学イタリア語 語学研修
- 1987年-1988年 アンジェロ・マンジャロッティ建築事務所勤務
- 1988年 ロベルト・サンボネ デザイン事務所勤務
- 1988年-1991年 サンボネ(株)契約デザイナー
- 1991年 StudioTAD設立(MILANO)現在に至る
展示会の設計・設営コンサルタント
[編集]- 1996年 ミッソーニの世界展(セゾン美術館)
- 1997年-2012年 国際アイウェアー見本市 MIDO展(ミラノ)
- 1998年 国際金属加工・ロボット見本市 BIMU展(ミラノ)
- 1999年-2012年 国際アイウェアー見本市 SILMO展(パリ)
- 2002年-2010年 国際シューズ見本市 Micam展(ミラノ)
- 2004年 サローネ国際家具見本市 Okamura展(ミラノ)
- 2005年 愛知万博イタリア館
- 2005年-2006年 ミラノサローネ LEXUS展(ミラノ)
- 2005年-2008年 ミラノサローネ TOTO展(ミラノ)
- 2006年-2007年 TOD'S 表参道、新作発表会
- 2006年 ミラノサローネ Pioneer展(ミラノ)
- 2006年 ミラノサローネ DoCoMo展(ミラノ)
- 2006年 ミラノサローネ KOKUYO展(ミラノ)
- 2007年 ミラノサローネ「つなぐ」展(ミラノ)
- 2007年-2008年 ミラノサローネ Yamaha展(ミラノ)
- 2007年 エウロルーチェ国際照明見本市 Stanley展(ミラノ)
- 2007年 アンビエンテ国際家庭用品見本市 ONAO展(フランクフルト)
- 2007年 オプティ国際アイウェアー見本市 Hamamoto展(ミュンヘン)
- 2008年 マチェフ国際家庭用品見本市 ONAO展(ミラノ)
- 2008年 サローネ国際家具見本市 SOZO-Comm展(ミラノ)
- 2008年 ミラノサローネ Toshiba展(ミラノ)
- 2008年-2010年 ミラノサローネ Panasonic電工展(ミラノ)
- 2012年 ミラノサローネ LIXIL展(ミラノ)
受賞歴
[編集]- 1983年 日本洋食器デザインコンペティション燕市長賞
- 1986年 第一回国際陶磁器コンペティション美濃 '86審査員特別賞
- 1991年 国際オフィス家具コンペティション「TRAU1991」2位 (イタリア)
- 1991年 第一回国際スペースデザインコンペティション 1991入選 (イタリア)
展覧会・見本市出品
[編集]- 1988年-1990年 「Tra il Mare e il Fare展」Villa Bernocchi , Premeno (イタリア)
- 1989年 ギャラリー“Disigno” , Bologna (イタリア)
- 1990年 ギャラリー NOMO, Nomo-Novara (イタリア)
- 1993年 ギャラリー“ALPHA CENTAURI”, Parma (イタリア)
- 1993年 MIA展, Monza (イタリア)
- 1993-1996年 ギャラリー“NIMIUS”, Milano (イタリア)
- 1994-1995年 デザイン・ミュージアム, London (イギリス)
- 1996-1997年 リビングデザインセンター OZONE (東京)
- 1999年 現代日本のセラミックデザイン展 (名古屋)
- 2001-2002年 Salone Satellite、Milano (イタリア)
ワークショップ・講演会・セミナー
[編集]- ミラノ工科大学、ドムス・アカデミー、IED(伊)、武蔵野美術大学、東京造形大学、SFC慶應大学湘南藤沢キャンパス、ルネサンス・デザインアカデミー
- 名古屋国際デザインセンター、山梨県デザインセンター、甲府商工会議所、EDO-東京商工会議所千代田支部、OBK-大田ビジネス創造協議会、
所属・団体
[編集]- SEMI イタリア外国人記者クラブ 正会員
- ADI イタリア工業デザイナー協会 正会員
- Associazione Eu Japan 理事長
- ミラノ工科大学、デザイン学部契約教授
参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ 日経デザイン1997年3月号66ページ
- ^ DOMUS,1997年-795号News24
- ^ 日経アーキテクチャー2007年6-25、5ページ
- ^ http://www.polo-como.polimi.it/organizzazione/dettagli_docente.php?id_nav=5390&aa=2008&sede_cds=co&k_docente=331757&n_docente=AMANO%20TADAO
- ^ 日経デザイン2003年6月号38ページ
- ^ a b http://www.milanosalone.jp/toiawase/
- ^ http://you2.jp/ao/class-52.htm
- ^ http://www.musabi.ac.jp/collaboration/international/affiliated/
- ^ 日経デザイン1990年12月号158ページ