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奈具神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奈具神社
所在地 京都府宮津市由良宮ノ上3537-1
位置 北緯35度31分14.3秒 東経135度16分17.2秒 / 北緯35.520639度 東経135.271444度 / 35.520639; 135.271444
主祭神 豊宇賀能賣命
社格 式内社(小)
旧村社
創建 不明
別名 奈具社
例祭 10月11日
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奈具神社(なぐじんじゃ)は、京都府宮津市由良にある神社である。式内社丹後加佐郡十一座の一社でもある。

祭神

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伊勢神宮外宮の祭神である豊受大神と同一で、羽衣伝承の天女でもある豊宇賀能賣命祭神である。

祭礼日

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由緒

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丹後国風土記によると「ここに来りてわが心奈具志久(なぐしく)なれり」とあり、奈具神社の由来はこの奈具志久(おだやかに)という言葉による。

昔、丹波の郡比治の真奈井に天下った天女が、和奈佐の老夫婦に懇願されて比治の里にとどまり、万病に効くという酒を醸して、老夫婦は莫大な富を得ました。しかし、悪念を抱いた老夫婦はやがて天女に、 汝は吾が子ではないと追い出してしまいました。
天の原ふりさけみれば霞立ち 家路まどいて行方しらずも
と詠い、比治の里を退き村々を遍歴の果てに、舟木の里の奈具の村にやってきました。 そして「此処にして我が心なぐしく成りぬ」(わたしの心は安らかになりました)と云って、この村を安住の地としました。 此処で終焉を迎えた天女は村人たちによって、豊宇賀能売命(とようかのめのみこと)として祀られました。 これが竹野郡の奈具の社です。

— 境内案内板「延喜式内 奈具神社の祭神について」より

アクセス

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参考文献

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  • 境内案内板「延喜式内 奈具神社の祭神について」
  • 坂本勝(監修)『図説 日本人の源流を探る 風土記』青春出版社、2008年