奈具神社
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奈具神社 | |
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所在地 | 京都府宮津市由良宮ノ上3537-1 |
位置 | 北緯35度31分14.3秒 東経135度16分17.2秒 / 北緯35.520639度 東経135.271444度 |
主祭神 | 豊宇賀能賣命 |
社格等 |
式内社(小) 旧村社 |
創建 | 不明 |
別名 | 奈具社 |
例祭 | 10月11日 |
奈具神社(なぐじんじゃ)は、京都府宮津市由良にある神社である。式内社。丹後加佐郡十一座の一社でもある。
祭神
[編集]伊勢神宮外宮の祭神である豊受大神と同一で、羽衣伝承の天女でもある豊宇賀能賣命が祭神である。
祭礼日
[編集]由緒
[編集]丹後国風土記によると「ここに来りてわが心奈具志久(なぐしく)なれり」とあり、奈具神社の由来はこの奈具志久(おだやかに)という言葉による。
— 境内案内板「延喜式内 奈具神社の祭神について」より昔、丹波の郡比治の真奈井に天下った天女が、和奈佐の老夫婦に懇願されて比治の里にとどまり、万病に効くという酒を醸して、老夫婦は莫大な富を得ました。しかし、悪念を抱いた老夫婦はやがて天女に、 汝は吾が子ではないと追い出してしまいました。
天の原ふりさけみれば霞立ち 家路まどいて行方しらずも
と詠い、比治の里を退き村々を遍歴の果てに、舟木の里の奈具の村にやってきました。 そして「此処にして我が心なぐしく成りぬ」(わたしの心は安らかになりました)と云って、この村を安住の地としました。 此処で終焉を迎えた天女は村人たちによって、豊宇賀能売命(とようかのめのみこと)として祀られました。 これが竹野郡の奈具の社です。
アクセス
[編集]参考文献
[編集]- 境内案内板「延喜式内 奈具神社の祭神について」
- 坂本勝(監修)『図説 日本人の源流を探る 風土記』青春出版社、2008年