女にしっぽがあったころ
女にしっぽがあったころ | |
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Quando le donne avevano la coda | |
センタ・バーガー | |
監督 | パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ |
脚本 |
リナ・ウェルトミューラー オッタヴィオ・イェンマ マルチェッロ・コシャ パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ |
原案 | ウンベルト・エーコ |
製作 | シルヴィオ・クレメンテッリ |
出演者 |
センタ・バーガー ジュリアーノ・ジェンマ フランク・ヴォルフ |
音楽 | エンニオ・モリコーネ |
撮影 | フランコ・ディ・ジャコモ |
編集 | セルジオ・モンタナーリ |
製作会社 | クレシ・チネマトグラフィカ |
配給 | フィルム・ヴェンチャーズ・インターナショナル |
公開 |
1970年10月15日 1970年12月17日 劇場未公開 |
上映時間 |
105分 95分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語 |
次作 | 女がしっぽをなくしたころ |
『女にしっぽがあったころ』(おんなにしっぽがあったころ、イタリア語: Quando le donne avevano la coda)は、1970年(昭和45年)製作・公開、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ監督のイタリア映画である[1][2]。イタリア式コメディの1作である[1]。
略歴・概要
[編集]本作は、イタリアの映画プロデューサーシルヴィオ・クレメンテッリが経営する製作会社クレシ・チネマトグラフィカが製作、小説家のウンベルト・エーコの原案[3]をリナ・ウェルトミューラー、オッタヴィオ・イェンマ、マルチェッロ・コシャ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレが脚色した作品である。
イタリアでは同年10月15日で公開され、アメリカではフィルム・ヴェンチャーズ・インターナショナルが配給し、同年に公開されている[4]。シルヴィオ・クレメンテッリとパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレは、翌1971年(昭和46年)、続篇『女がしっぽをなくしたころ』を製作を開始、1972年(昭和47年)2月24日に公開した[5]。
西ドイツ(現在のドイツ)でも同年12月17日に公開され[1]、その後同国では、3作の本作とは直接の続篇関係にはない同傾向の映画を Als die Frauen noch Schwänze hatten 2 等のタイトルで公開した。2005年(平成17年)4月7日には、同国でDVDが[6]、2009年(平成21年)3月19日にはブルーレイディスクが発売された[7]。
日本では、2011年(平成23年)2月現在に至るまで劇場公開、テレビ放映、DVD等のビデオグラム販売等は行われていない[8]。エンニオ・モリコーネによる劇伴音楽は、2007年(平成19年)2月7日、キングレコードが日本版CDを発売した。
スタッフ・作品データ
[編集]- プロデューサー : シルヴィオ・クレメンテッリ
- 監督 : パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
- 原案 : ウンベルト・エーコ
- 脚本 : リナ・ウェルトミューラー、オッタヴィオ・イェンマ、マルチェッロ・コシャ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
- 撮影 : フランコ・ディ・ジャコモ (Franco Di Giacomo)
- 美術・衣裳 : エンリコ・ヨブ (Enrico Job)
- 編集 : セルジオ・モンタナーリ (Sergio Montanari)
- 音楽 : エンニオ・モリコーネ
- 音楽監督 : ブルーノ・ニコライ (Bruno Nicolai)
キャスト
[編集]- クレジット順
- フィリ : センタ・バーガー
- ウッリ : ジュリアーノ・ジェンマ
- グッル : フランク・ヴォルフ (Frank Wolff)
- マルーク : レンツォ・モンタニャーニ (Renzo Montagnani)
- プット : リーノ・トッフォロ (Lino Toffolo)
- ウトー : フランチェスコ・ムーレ (Francesco Mulé)
- ツォーグ : アルド・ジュッフレ (Aldo Giuffrè)
- 洞窟女族の指導者 : パオラ・ボルボーニ (Paola Borboni)
- カオ : ランド・ブッツァンカ (Lando Buzzanca)
シリーズ
[編集]- 公式製作
- 『女にしっぽがあったころ』 Quando le donne avevano la coda - 本作、1970年
- 『女がしっぽをなくしたころ』 Quando le donne persero la coda : 監督パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、主演センタ・バーガー、1972年
- ドイツでの続篇
同傾向のイタリア映画をドイツ国内で続篇的にタイトルを付したものの一覧である。
- Als die Frauen noch Schwänze hatten - 本作、1970年
- Als die Frauen noch Schwänze hatten 2, 原題 Grunt! : 監督・主演アンディ・ルオットー、1983年
- Als die Frauen noch Schwänze hatten 3, 原題 Quando gli uomini armarono la clava e... con le donne fecero din don : 監督ブルーノ・コルブッチ、1971年
- Als die Frauen noch Schwänze hatten 4, 原題 Attila flagello di Dio 『アッティラが神を非難する』 : 監督カステッラーノ=ピポロ、1982年
参考文献
[編集]- Bianco e nero #31, イタリア国立映画実験センター、1970年
- Als die Frauen noch Schwänze hatten(DVD), パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、2005年4月7日
- Als die Frauen noch Schwänze hatten(BD), パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、2009年3月19日
- 『イタリア映画史入門 1905 - 2003』 : ジャン・ピエロ・ブルネッタ、訳川本英明、鳥影社、2008年7月 ISBN 4862651445
関連事項
[編集]- イタリア式コメディ
- フィルム・ヴェンチャーズ・インターナショナル (en:Film Ventures International)
- ゲイル (出版社) (en:Gale (publisher))
- アンディ・ルオットー (it:Andy Luotto)
脚注
[編集]- ^ a b c Quando le donne avevano la coda, インターネット・ムービー・データベース , 2011年2月22日閲覧。
- ^ Quando le donne avevano la coda, allmovie , 2011年2月22日閲覧。
- ^ Bianco e nero #31, p.148.
- ^ Contemporary Theatre, Film and Television #16, ゲイル、1997年5月 ISBN 0787610658、p.239.
- ^ Quando le donne persero la coda - IMDb , 2011年2月22日閲覧。
- ^ a b Als die Frauen noch Schwänze hatten (DVD)、パッケージ記述 。
- ^ Als die Frauen noch Schwänze hatten (BD)、パッケージ記述 。
- ^ パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、allcinema ONLINE, 2011年2月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 女にしっぽがあったころ - ウェイバックマシン(2014年7月13日アーカイブ分) - movie-fan.jp
- Quando le donne avevano la coda - オールムービー
- Quando le donne avevano la coda - IMDb