娘は戦場で生まれた
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娘は戦場で生まれた | |
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For Sama | |
監督 | |
製作 | ワアド・アル=カデブ |
製作総指揮 |
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出演者 |
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音楽 | ナイニータ・デサイー |
撮影 | ワアド・アル=カデブ |
編集 |
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製作会社 |
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配給 | トランスフォーマー |
公開 |
2019年3月11日 (SXSW) 2020年2月 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | |
言語 | アラビア語 |
興行収入 | $662,221[2][3] |
『娘は戦場で生まれた』(For Sama)は、ワアド・アル=カデブとエドワード・ワッツ監督による2019年のドキュメンタリー映画である。
ワールド・プレミア(世界初上映)は2019年3月11日にサウス・バイ・サウスウエストで行われ[4]、長編ドキュメンタリーコンペティションの審査員大賞と観客賞を獲得した[5]。第72回カンヌ国際映画祭ではスペシャル・スクリーニングで上映され最優秀ドキュメンタリー賞(ルイユ・ドール〈fr:L'Œil d'or〉)を受賞した[6][7]。
プロット
[編集]動乱に揺れるシリアのアレッポでのワアド・アル=カデブの5年間の記録が映し出される。彼女はそこで恋に落ち、娘のサマを出産するが、内戦は激化の一途をたどる。
キャスト
[編集]- ハムザ・アル=カデブ
- サマ・アル=カデブ
- ワアド・アル=カデブ
評価
[編集]批評家の反応
[編集]レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは60件のレビューで支持率は100%、平均点は9.18/10となっている[8]。Metacriticでは15件のレビューに基づいて加重平均値は91/100と示された[9]。
受賞とノミネート
[編集]映画祭・賞 | 部門 | 候補 | 結果 | 参照 |
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カンヌ国際映画祭 | ルイユ・ドール | ワアド・アル=カデブ、エドワード・ワッツ | 受賞 | [10][11] |
英国インディペンデント映画賞 | 英国インディペンデント映画賞 | ワアド・アル=カデブ、エドワード・ワッツ | 受賞 | [12][13] |
監督賞 | ワアド・アル=カデブ、エドワード・ワッツ | 受賞 | ||
ドキュメンタリー賞 | ワアド・アル=カデブ、エドワード・ワッツ | 受賞 | ||
音楽賞 | ナイニータ・デサイー | ノミネート | ||
編集賞 | Chloe Lambourn、Simon McMahon | 受賞 |
その他
[編集]日本では劇場公開[14]の翌年の2021年(令和3年)4月に、NHK-Eテレのドキュメンタリー番組「ドキュランドへようこそ」で日本語吹き替えの短縮版も放送された[7]。
脚注
[編集]- ^ “For Sama”. Hot Docs Canadian International Documentary Festival. 16 September 2019閲覧。
- ^ “For Sama (2019) - Financial Information”. The Numbers. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “For Sama (2019)”. Box Office Mojo. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “For Sama”. South by Southwest. 16 September 2019閲覧。
- ^ “2019 Award Winners”. South by Southwest. 16 September 2019閲覧。
- ^ 木村菜穂子, 2021
- ^ a b “「娘は戦場で生まれた」 - ドキュランドへようこそ”. NHK. 2024年11月23日閲覧。 “初回放送日:2021年4月2日”
- ^ “For Sama (2019)”. Rotten Tomatoes. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “For Sama”. Metacritic. 2019年12月16日閲覧。
- ^ “« Pour Sama », le massacre des innocents à Alep” (フランス語). (2019年10月8日). ISSN 0242-6056 2019年10月10日閲覧。
- ^ “Cannes 2019 : les documentaires "Pour Sama" et "La cordillère des songes" primés à l'Œil d'or” (フランス語). Franceinfo (2019年5月25日). 2019年10月10日閲覧。
- ^ Stewart Clarke (December 1, 2019). “‘David Copperfield,’ ‘For Sama,’ Renee Zellweger Win at British Independent Film Awards”. Variety. 2019年12月16日閲覧。
- ^ Jeremy Fuster (December 1, 2019). “‘For Sama,’ Renee Zellweger Win Big at British Independent Film Awards”. The Wrap. 2019年12月16日閲覧。
- ^ 真鍋厚 (2020年2月28日). “『娘は戦場で生まれた』の衝撃。前代未聞のドキュメンタリーを貫く「問い」”. CINRA. CINRA, Inc.. 2024年11月23日閲覧。
関連文献
[編集]- 安田菜津紀 (2020年3月5日). “人との確かなつながりで、私はどんな武器よりも強くあれる -映画『娘は戦場で生まれた』ワアド監督インタビュー”. Dialogue for People. 特定非営利活動法人Dialogue for People. 2024年11月23日閲覧。
- 木村菜穂子 (2021年11月25日). “「For Sama」というドキュメンタリー映画が描くシリア内戦と「正義とは何か?」という疑問 |中東から贈る千夜一夜物語”. ニューズウィーク日本版. 2024年11月23日閲覧。