コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

宇佐美一宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宇佐美一寶から転送)

宇佐美 一宝(一寶、うさみ いっぽう[1] / かずとみ[2]1865年12月18日(慶応元年11月1日[1])- 1953年昭和28年)12月5日[1][2])は、明治期から昭和前期の農業経営者、政治家衆議院議員山梨県東八代郡境川村長。

経歴

[編集]

甲斐国八代郡小黒坂村[1]山梨県[2]東八代郡五成村境川村[1][3][4]を経て現笛吹市境川町小黒坂)で、宇佐美太兵衛の長男として生まれる[1][5]。漢学、英学を学んだ[2][4]。1879年(明治12年)家督を相続し[5]農業を営む[2][5]

1891年(明治24年)郡制施行後の初代東八代郡会議員に選出された[1][2][4]。1899年(明治32年)山梨県会議員に当選し2期在任[1][2][4]。その他、境川村長(5期)、境川村会議員、所得税調査委員、地方森林会議員、山梨県農会代表員、山梨山林会副会長、大日本山林会評議員、日本赤十字社特別社員などを務めた[1][2][4]

1914年(大正3年)11月25日[6]手塚正次の辞職に伴う第11回衆議院議員総選挙山梨県郡部補欠選挙に山梨同志会から出馬して当選し[1][3][7]立憲同志会に所属して衆議院議員に1期在任した[2][4]。その後、立憲民政党山梨支部顧問を務めた[1][3]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k 『山梨百科事典 創刊120周年記念版』97頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』573頁。
  3. ^ a b c 『甲州古今人物辞書』58頁。
  4. ^ a b c d e f 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』63頁。
  5. ^ a b c 『人事興信録 第8版』ウ3頁。
  6. ^ 『第一回乃至第十九回総選挙衆議院議員当選回数調』249頁。
  7. ^ 『官報』第704号、大正3年12月5日。

参考文献

[編集]
  • 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • 衆議院事務局『第一回乃至第十九回総選挙衆議院議員当選回数調』1936年。
  • 川手秀一編『甲州古今人物辞書』山梨協会本部、1938年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 山梨日日新聞社編『山梨百科事典 創刊120周年記念版』山梨日日新聞社、1992年。