宇江敏勝
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宇江 敏勝(うえ としかつ、1937年8月25日 - )は、日本の小説家、著述家。
経歴
[編集]現在の三重県尾鷲市出身[1]。炭焼きの家で育ち、和歌山県立熊野高等学校卒業後、和歌山の山林で働く。同人誌『VIKING』に参加し、小説やエッセイを書く。1980年に自伝「山びとの記」を発表し話題となった[2]。
著書
[編集]- 『山びとの記 木の国果無山脈』 中公新書 1980年
- 『備長炭 [第3分冊] 労働と暮らし』 吉田弥左衛門 田奈部豆本 1982年
- 『山に棲むなり 山村生活譜』 新宿書房 1983年
- 『山びとの動物誌』 木村しゅうじ画 福音館書店 福音館日曜日文庫 1983年
- 『山の木のひとりごと わたしの民俗誌』 新宿書房 1984年
- 『老師が語る百年こぼればなし・抄』 編 吉田弥左衛門 田奈部豆本 1985年
- 『木と人間の宇宙 1 (若葉萌えいづる山で)』 欅源三郎写真 福音館書店 福音館日曜日文庫 1987年
- 『木と人間の宇宙 2 (青春を川に浮かべて)』 欅源三郎写真 福音館書店 福音館日曜日文庫 1987年
- 『昭和林業私史 わが棲みあとを訪ねて』 農山漁村文化協会 人間選書 1988年
- 『炭焼日記 吉野熊野の山から』 新宿書房 1988年
- 『木の国紀聞 熊野古道より』 新宿書房 1989年
- 『熊野草紙』 草思社 1990年
- 『さらば学舎』 中川秀典写真 求竜堂 1990年
- 『森のめぐみ 熊野の四季を生きる』 岩波新書 1994年
- 『樹木と生きる 山びとの民俗誌』 新宿書房 1995年
- 「宇江敏勝の本」 新宿書房
- 『森をゆく旅 木と人と技』 1996年
- 『炭焼日記 吉野熊野の山から』 1996年
- 『山びとの動物誌 紀州・果無山脈の春秋』 1998年
- 『山に棲むなり 山村生活譜』 2001年
- 『樹木と生きる 山びとの民俗誌』 2001年
- 『若葉は萌えて 山林労働者の日記』 2002年
- 『熊野修験の森 大峯山脈奥駈け記』 岩波書店 1999年
- 『まつわか』 西野通広絵 わかやま絵本の会 熊野古道おはなしシリーズ 1999年
- 『森の語り部』 新宿書房 2000年
- 「宇江敏勝の本 第2期」 新宿書房
- 『熊野修験の森 大峯山脈奥駈け記』 2004年
- 『山びとの記 木の国果無山脈』 2006年
- 『森のめぐみ 熊野の四季を生きる』 2006年
- 『熊野川 伐り・筏師・船師・材木商』 2007年
- 『森とわたしの歳月 熊野に生きて七十年』 2008年
- 『山河微笑 熊野古道の里で』 2009年
- 『世界遺産熊野古道』 新宿書房 2004年
- 『炭焼物語』 武野繁泰作画 青林堂 2005年
- 民俗伝奇小説集
- 『山人伝』 新宿書房 2011年
- 『幽鬼伝』 新宿書房 2012年
- 『鹿笛』 新宿書房 2013年
- 『鬼の哭く山』 新宿書房 2014年
- 『黄金色の夜』 新宿書房 2015年
- 『流れ施餓鬼』 新宿書房 2016年
- 『熊野木遣節』 新宿書房 2017年
- 『呪い釘』 新宿書房 2018年
- 『牛鬼の滝』 新宿書房 2019年
- 『狸の腹鼓』 新宿書房 2020年
脚注
[編集]- ^ 熊野草紙286P、宇江敏勝、草思社、1990年、ISBN 978-4794203885
- ^ 日本人名大事典
外部リンク
[編集]- 新宿書房 - 著作集『宇江敏勝』を刊行