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佐野秀光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安楽死党から転送)
さの ひでみつ

佐野秀光
生誕 (1970-09-30) 1970年9月30日(54歳)
日本の旗東京都大田区
出身校 日本大学経済学部卒業
職業 実業家政治活動家
公式サイト 佐野秀光の日常
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佐野 秀光(さの ひでみつ、1970年9月30日 - )は、日本実業家政治活動家株式会社情報通信ネットワーク(JTN)グループ代表、政治団体「支持政党なし」及び「安楽死制度を考える会」代表[1]

来歴

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政治家になるための活動資金の確保を目的として実業家を志す[2]1989年日本大学在学中に同附属高校生向け家庭教師派遣会社「日統一ゼミナール」を設立。学生時代は選挙のノウハウを得るために自民党学生部にいたが、本人は「(自分は)自民党の支持者でもなんでもない」「(自分は)保守でも革新でもない」と述べている[3]1991年3月、自身を代表取締役とする株式会社情報通信ネットワークを設立[4]2008年8月、自身のダイエット体験に基づく著書を発表[5][6][7]

2009年6月、「どうせ自殺するなら臓器提供を」をキャッチフレーズとした[8]政治団体「新党本質」を結成。第45回衆議院議員総選挙比例北海道ブロック[9]に義母の本藤昭子[10]とともに立候補し落選。2010年第22回参議院議員通常選挙東京都選挙区から立候補し落選。

2012年11月、安楽死制度を創設することにより、臓器提供や自殺防止に繋がり、国民の将来への不安を軽減すると主張する「安楽死党」に政治団体の名称を変更[11]第46回衆議院議員総選挙東京4区から立候補し落選。

2013年7月、政策を持たず個別の議案ごとにインターネット投票に基づく結果を議決権として行使することで直接民主制による民意を国政に反映させると主張する政治団体「支持政党なし[12]を結成(安楽死党は支持政党なしとは別団体として存続)。第47回衆議院議員総選挙で再び比例北海道ブロックに本藤昭子[13]とともに立候補し落選。

2016年7月、第24回参議院議員通常選挙比例区から本藤昭子とともに立候補したが、選挙区に出馬した8名を含む、公認候補は全員落選した。

2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で比例東京ブロックから立候補をしたが落選。

2019年6月第25回参議院議員通常選挙確認団体安楽死制度を考える会」(政治団体としては安楽死党から名称変更したもの)から参議院比例区への出馬を発表し、候補者10を予定していると述べた[14]。しかし、候補者の内訳は、比例代表に佐野、選挙区に9人を公認で擁立する形になった。

2022年の第26回参議院議員通常選挙では支持政党なし・安楽死制度を考える会ともに出馬を見送った[15]

2024年10月の第50回衆議院議員総選挙では安楽死制度を考える会から比例北海道ブロックに出馬し落選。

選挙結果

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いずれの国政選挙においても落選しており、供託金は没収されている。

投票日 選挙内容 政治団体 候補者 得票数 得票率 順位
2009年8月30日 第45回衆議院議員総選挙比例北海道ブロック 新党本質 佐野秀光、本藤昭子 7,399票 0.2% 候補を擁立した8党中最下位
2010年7月11日 第22回参議院議員通常選挙東京都選挙区 新党本質 佐野秀光 3,662票 0.1% 立候補者24人中21位
2012年12月16日 第46回衆議院議員総選挙東京都第4区 安楽死党 佐野秀光 2,603票 1.1% 立候補者6人中最下位
2014年12月14日 第47回衆議院議員総選挙比例北海道ブロック 支持政党なし 佐野秀光、本藤昭子 104,854票 4.2% 候補を擁立した9党中6位
2016年7月10日 第24回参議院議員通常選挙比例区 支持政党なし 佐野秀光、本藤昭子 646,393票
[16]
1.2% 候補を擁立した12党中8位
2017年10月22日 第48回衆議院議員総選挙比例東京ブロック 支持政党なし 佐野秀光、本藤昭子
中村治、大槻文彦
125,019票 2.1% 候補を擁立した10党中7位
2019年7月21日 第25回参議院議員通常選挙比例区 安楽死制度を考える会 佐野秀光 269,052票 0.5% 候補を擁立した13党中10位
2021年10月31日 第49回衆議院議員総選挙比例北海道ブロック 支持政党なし 佐野秀光、中村治 46,142票 1.8% 候補を擁立した10党中8位
2024年10月27日 第50回衆議院議員総選挙比例北海道ブロック 安楽死制度を考える会 佐野秀光、中村治 18,455票 0.8% 候補を擁立した11党中11位

他党・政治家との関係

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著書

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  • 『日本初!好きなお酒でヤセられる ガマンしないダイエット』青萠堂、2008年。ISBN 978-4-921192-55-6

脚注

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  1. ^ 直央, 藤田. “「諸派」から考える参院選「安楽死制度を考える会」の前身、実は…… - withnews(ウィズニュース)”. withnews.jp. 2019年7月1日閲覧。
  2. ^ 「衆院選出馬で話題集中『新党本質』代表 佐野 秀光さん」『北方ジャーナル』2009年10月号、120-125頁。
  3. ^ 供託金3千万円ドブに捨てても勝算あり 「支持政党なし」あくなき野望
  4. ^ 日本初! こだわり企業の挑戦! 株式会社 情報通信ネットワーク」 情報通信ネットワーク
  5. ^ 「著書」参照。二日酔いによって朝昼の食事を抜くことを中心とするもの。これを半年間続けることで100kg以上あった体重の40kg減量に成功したとしている。
  6. ^ ザ!世界仰天ニュース【秋のビューティー祭り直前SP】番組概要ページ
  7. ^ 日本初!好きなお酒でヤセられる「日本初!」ビジネスクリエイター 佐野秀光 著
  8. ^ 『新党本質』→『安楽死党』→『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常 2014年12月04日
  9. ^ 『北方ジャーナル』掲載のインタビュー記事において佐野は、地元ではない北海道から立候補した理由として、新しい主張を受け入れてもらいやすい土地柄であると考えたこと、仕事の上で支店のある札幌市に行く機会が多いこと、定数が少ないため二人だけで比例区に出馬できることをあげている。
  10. ^ 同年8月時点で佐野は本藤について「母は末期がんに冒されて積極的な安楽死を望む身」と語っている。ど派手改造車でユニーク選挙戦「新党本質」を直撃! ZAKZAK 2009年8月27日
  11. ^ 大川豊は現代における「注目すべきインディーズ政党」の一つとして、佐野の安楽死党をあげている。
    大川総裁が注目するインディーズ政党「安楽死党」 日刊SPA! 2012年12月13日
  12. ^ その特異な名称からTwitter上で話題となった。
    ツイッターで話題 謎の政党「支持政党なし」って…政策一切なしスポニチアネックス 2014年12月10日
    「支持政党なし」という名の政党が登場 比例北海道から出馬、特徴は「政策なし」 Jcastニュース 2014年12月10日
  13. ^ 同年12月時点で佐野は本藤について「確かに以前はガンを患っておりましたが、末期ガンではありません。今は治療をして普通に暮らしております」と語っている。『新党本質』→『安楽死党』→『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常 2014年12月04日
  14. ^ 参院選、山本太郎氏「10人擁立」こだわる理由 諸派をめぐる選挙事情 維新に近づく宗男氏・減税日本……(withnews)”. Yahoo!ニュース. 2019年7月1日閲覧。
  15. ^ 参議院議員選挙はやらない事にしました。”. 『支持政党なし』代表 佐野秀光の時事放談 (2022年6月19日). 2022年7月19日閲覧。
  16. ^ 佐野の得票数は31,107票
  17. ^ 収支報告書平成26年分開催分
  18. ^ 収支報告書平成25年分開催分
  19. ^ 収支報告書平成24年分開催分
  20. ^ 『新党本質』⇒『安楽死党』⇒『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常
  21. ^ 『新党本質』⇒『安楽死党』⇒『支持政党なし』代表 佐野秀光の日常

関連項目

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