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安福建雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安福 建雄(やすふく たつお、1938年11月14日 - 2017年7月17日)は、日本の能楽師(大鼓方)、人間国宝東京芸術大学邦楽科元講師、国立能楽堂元研修主任講師[1][2]

人物・経歴

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1938年11月14日生まれ。東京都出身。安福春雄の長男として父に師事[1]。高安(たかやす)流[2]。初舞台は、1947年の「経正」。能楽三役育成会(1954年9月発足)の第一期生。立教大学文学部日本文学科卒業[1]

1965年11月、一噌幸政、住駒明宏、鏑木岑男、山本則寿と能楽春秋会を結成して約10年間活動する。1983年に父が亡くなり、宗家預かりとなる[1]

おおらかで、しかも曲の位を的確に捉えた演奏に定評があり、東京芸術大学邦楽科講師、国立能楽堂研修主任講師としても、後進の指導にあたった[1][2]

趣味はゴルフと読書で、読書は学生時代から海外の推理小説を好み、晩年は中国の歴史物も愛読した。後継者は長男の安福光雄[1]

1998年、人間国宝[2]

2009年4月、旭日小綬章受章[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 法政大学「能楽研究所彙報(一九九三年4月~一九九四年3月)」『能楽研究 : 能楽研究所紀要』第19巻、法政大学能楽研究所、1995年3月、157-168頁。 
  2. ^ a b c d デジタル版 日本人名大辞典+Plus 講談社
  3. ^ 平成21年春の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2009年4月29日). 2009年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月22日閲覧。