安藤芳樹
安藤 芳樹(あんどう よしき、1957年 - )は、日本の実業家、経営コンサルタント。オフィス・ミクラス代表、麺通団副団長、讃岐うどんブームの仕掛け人[1][2]。
人物・経歴
[編集]1957年、香川県観音寺市生まれ。香川県立観音寺第一高等学校を経て、立教大学経済学部卒業[1][2][3]。高校時代はサッカー部主将を務めた[2]。
その後、ADKホールディングスで営業マネージャーとして勤務。その頃、ピーター・ドラッカーの理論と出会い、理解と実践をしようと試みたものの一度は挫折する。しかし、セミナーで学んだチャートによって構造化すると、難解な理論が理解できるようになることを知り、独自の仕事術を編み出し、2021年には書籍化した[1][4][5]。
また、1993年頃から地元香川県の麺通団の副長として、高校の先輩でもある団長の田尾和俊とともに、『恐るべきさぬきうどん』や『うどん88か所巡礼』を仕掛け、現在の讃岐うどんブームを造り上げた[1]。
地元タウン情報紙に讃岐うどんのお店紹介記事の連載を始めてから、5年ぐらい経った1998年頃からブームに火がついたという[2]。その後は、テレビや雑誌にも多く取り上げられるが、2011年からは香川県観光協会も香川県が「うどん県」であることを宣言するなどPRを推進し、"香川=うどん"のイメージ戦略に則った広報宣伝活動を行っている[6][7]。
安藤は2006年公開の映画『UDON』の役柄モデルにもなっているが[8]、2010年には、早稲田大学校友会125周年のイベントにゲストスピーカーとして招かれ、麺通団の副団長として、讃岐うどんの奥深い世界や店ごとのエピソードを名店の映像とともに讃岐弁で語るトークショーを行っている[9]。
本業の経営コンサルタントでは、前述の独自のチャートを活用した仕事術セミナーやドラッカーの事業戦略ワークショップなどの講師としても幅広く活動を行っている[8][10]。
主な著作
[編集]- 『チャートで考えればうまくいく』ディスカヴァー・トゥエンティワン 2021年12月
主な受賞歴
[編集]- 全国広告主連盟・広告大賞
- 香川広告賞・最優秀賞
- 愛媛広告賞・最優秀賞
脚注
[編集]- ^ a b c d Discover 著者情報 『安藤芳樹』
- ^ a b c d 香川県立高松高等学校 OB・OG会 第21回 東京玉翠会 平成15年7月12日
- ^ ふくおか未来塾 『ドラッカー経営理論の「チャート写経」の勉強法について』 2017年4月10日
- ^ 日本経済新聞社 『チャートで考えればうまくいく』安藤芳樹著 2022年6月11日
- ^ 増田みはらし書店 『チャートで考えればうまくいく 一生役立つ「構造化思考」養成講座 安藤芳樹』 2022年7月17日
- ^ ねとらぼ 『「うどん県に改名しました」 香川県観光協会の特設ページがうどん推しすぎですごい』 2011年10月11日
- ^ 香川県観光協会 うどん県 旅ネット
- ^ a b Setouchi-i-Base 【香川県よろず支援拠点セミナー】明日から使えるビジネススキル 2022年05月20日
- ^ 早稲田大学校友会125周年 『香川県民による熱いうどんトークと打ちたて讃岐うどんの実食』 2010年7月9日
- ^ 株式会社システム ブレーン『安藤芳樹のプロフィール』