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安達忠夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安達 忠夫(あだち ただお、1944年 - )は、日本ドイツ文学北欧文学者。埼玉大学名誉教授。

人物

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福島県平市(現いわき市)出身。2009年、定年退職まで埼玉大学でドイツ文学の教鞭を取り、かたわらで、「音読式素読」を提唱していた。1984年から週に1、2回、自宅で「寺子屋」を開き、近所の子供達に、論語いろはカルタ聖書などの素読を教えていた[1]。2009年から放送大学で数年勤務したのち現在は自宅で執筆活動中。

新聞の投書欄などに大学教授として、たびたび意見を投稿する論客である。また、群馬県新治村に在住していたとき、不透明な村政の検証に取り組んでいた人物としても知られている[2]

経歴

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  • 1970年 - 東京大学文学部独語独文学科 卒業
  • 1972年 - 東京大学大学院人文科学研究科 修了
  • 1972年 - 東京大学文学部助手
  • 1973年 - 埼玉大学教養学部助手
  • 1974年 - 埼玉大学教養学部講師
  • 1976年 - 埼玉大学教養学部助教授
  • 1986年 - 埼玉大学教養学部教授

著書

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  • 『素読のすすめ』(講談社、1986年)
  • ミヒャエル・エンデ』(講談社、1988年)
  • 安達忠夫『子どもの小宇宙 (ミクロコスモス) : 育児と育自の接点をさぐる』創教出版〈モーニングママ選書〉、1998年。ISBN 4915728404NCID BA79160106https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130000797643669632 
  • 川島隆太, 安達忠夫『脳と音読』講談社〈講談社現代新書〉、2004年。ISBN 4061497162国立国会図書館書誌ID:000007358032https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007358032 
翻訳

論文・寄稿

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  • 安達忠夫「カフカ初期の作品について」『埼玉大学紀要』第12号、さいたま : 埼玉大学教養学部、1976年、123-136頁、CRID 1520290885407465344ISSN 05813654 
  • 安達忠夫「旧約聖書の自然観:自然観研究会における報告」『埼玉大学紀要』第17号、さいたま : 埼玉大学教養学部、1981年、11-20頁、CRID 1520853832218121856ISSN 05813654 
  • 安達忠夫「M.エンデにおける<橋>の形象についての覚書」『ユリイカ』第20巻第6号、東京 : 青土社、1988年6月、157-163頁、CRID 1521136280471078272ISSN 13425641 
  • 安達忠夫「「モモ」<特集>」『キネマ旬報』第990号、東京 : キネマ旬報社、1988年8月、116-119頁、CRID 1522543655762729216ISSN 13425412 
  • 安達忠夫「特別企画・時間に追われる子どもたち(2)子どもたちと『モモ』の時間:ミヒャエル・エンデのファンタジーから」『児童心理』第57巻第10号、東京 : 金子書房、2003年7月、984-989頁、CRID 1521699230631277952ISSN 0385826X 
  • 安達忠夫「こころ再生のモビリティ:「モモビリティ」のすすめ」『自動車技術』第61巻第3号、東京 : 自動車技術会、2007年3月、101-106頁、CRID 1520290884588058880ISSN 03857298 

脚注

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  1. ^ 「素読を楽しむ子どもたち 大学教授の昭和の寺子屋」『朝日新聞』1987年7月29日付朝刊、25頁
  2. ^ 「農水官僚に村長が百万円送金のワケ 構造改善局と村の「構造」」『週刊アエラ』2000年5月27日、23頁