宝樹寺 (京都市右京区)
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宝樹寺 | |
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所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨甲塚町18 |
位置 | 北緯35度1分11秒 東経135度41分28.7秒 / 北緯35.01972度 東経135.691306度座標: 北緯35度1分11秒 東経135度41分28.7秒 / 北緯35.01972度 東経135.691306度 |
山号 | 熊谷山 |
宗派 | 西山浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀三尊 |
創建年 | 建久9年(1198年) |
開基 | 蓮生 |
法人番号 | 5130005000622 |
宝樹寺(ほうじゅじ)は、京都市右京区嵯峨甲塚町にある西山浄土宗の尼寺。山号は熊谷山。
由緒
[編集]宝樹寺に伝わる再建勧化帳(天保15年〈1844年〉)によれば、蓮生(熊谷直実)の志願により、建久9年(1198年)京都西山の粟生光明寺と同時に建立されたという。後年、堂塔の建立を重ねて大伽藍を誇るも兵火にて焼亡し、慶長年中に中興。その後年月を経て堂塔は悉く破壊されたが、のち信者に喜捨浄財を募って再興を果たしたようである。ただ、かつては大寺であったという宝樹寺も、現在は小庵にとどまる。
本堂には、蓮生が彫刻し法然が開眼したとされる阿弥陀三尊(阿弥陀、観音、勢至)像が安置される。傍らの釈迦涅槃像、通称「寝釈迦」は、平安遷都の際に河内国跡部(大阪府八尾市)から当地に移り住んだ阿刀氏(物部氏の支族)が菩提寺として建立した教興寺の旧仏と伝わる。
北接する嵯峨広沢南野町に阿刀神社が鎮座する。
参考文献
[編集]- 京都新聞社編著『史跡探訪 京の西山』京都新聞社、1982年。
- 嵯峨教育振興会編『嵯峨誌』嵯峨教育振興会、1999年。